エコーの話 その②
エコー(超音波診断装置)を製造するメーカーはいくつかありますが、トップシェアを誇り技術力でダントツ評価の高いのは、なんといってもGE(米国、世界シェア1位)と東芝(日本、同2位)です。
エコーはスピーカーや楽器といった音響機器とよく似たところがあり、単に材料にお金をかければ良い製品に仕上がるというものではなく、技術を生かす経験や基礎データの蓄積といった、各社メーカーが企業秘密とするところの独自ノウハウが必要です。
たとえば、技術後進国のメーカーでも、エコーを分解してその構造を知れば一応組み立ては可能なのですが、しかしGEや東芝のような高画質は絶対に出せない、といわれています。
円高が長引いて不況に苦しむ日本企業ですが、医療機器分野における日本の技術力は、世界的にみても極めて評価が高いのです。
がんばれ、日本!
来年こそ日本経済にとって飛躍の年であってほしいと思う。