昨夜大河ドラマ「西郷どん」を見ました。
西郷隆盛といえば国民的なヒーロー!

官軍参謀にして初代陸軍大将に就任しており、
当然馬に乗れる身分にもかかわらず、
何故か、馬には乗らなかったという話です。
これ、西郷にまつわる謎のひとつとか。

その理由は諸説ありますが、
1) 彼自身の謙虚さゆえの美談
として伝えられる一方、
2) フィラリア感染症
も一因とわれています。

この場合、フィラリア症といっても、
もちろん犬フィラリア症ではなく、
バンクロフト糸状虫の感染による
リンパ管フィラリア症(ヒトの陰嚢水腫)。

医師ではないので詳細は知りませんが、
この疾患により騎乗が困難だったとか。
ちなみにこのヒトのフィラリア症は、
犬と同じく蚊が媒介して感染が成立し、
1954年当時の鹿児島県下では、
住民1400人余を対象にした検診で
なんと12.5%が陽性だったそうです。
(もちろん、現在国内では撲滅されています)
一方、わんこのフィラリア症は、
かつてに比べたらかなり減ってはいますが、
それでもなお撲滅されたとは言い難い状況です。
というわけで、暑い日が続きますが、
フィラリア予防薬は、蚊が終息してから後も
ひと月ないしふた月投薬することが大切です。