A18.競争馬の場合、骨折のほとんどが、丸い形をした手根骨の粉砕骨折です。したがって骨が細かく砕く散ってしまい、これらをつなぎ合わせることは技術的にかなり困難です。また仮に何とか手術で整復できたとしても、馬は人のように寝て養生できませんし、どうにか寝かせたばあいには今度は床ずれが出来、最悪のケースでは敗血症に移行するかもしれません。競走馬に限らず、生き物に必要以上の苦しみを与えないためには、悲しいけれど安楽死も選択肢のなかに入れておくべきなのかも。(+_+)