A24.多くの病院で採用されている「吸入麻酔+鎮痛剤、もしくは鎮静剤」という現在のトレンデイー ともいうべき麻酔は、極めて快適で安全性の高いものです。したがって事故の確率は非常に低く、必要以上に恐れることはありません。
私たち獣医師は、手術の前には必ず健康状態をチェックしています。また麻酔に際しては、最初から確実に気道を確保して心電図や呼吸ガスや血圧などの生体モニターを監視して安全に努めています。ご指摘のようなアレルギー体質の動物でも常に安全な麻酔・確実な処置がおこなえるように致しておりますが、実のところ特異体質ということもありうるので絶対安全とは断言出来ません。ただし、麻酔や手術に限らず、あらゆる医療行為にリスクはつきものなんです、神サマでないかぎり。