A6.正確な表現ではありません。1991年頃の日本医事新報に掲載された眼科専門医(確か日本医科大学の先生だったと思います)の論文によれば、犬は赤系統の色の認識が不十分ではあるものの、その他の色彩に関してはある程度判別できるようです。霜降りの牛肉やトロの赤みに喜んでいるのは、実は人間だけかもしれませんね。
なお、盲導犬の件ですが、この場合犬は信号機の色ではなく、横断歩道のヒトの動きで渡れるか否かを判断しています。
P.S.最近になって、犬の色彩判別能力に関して麻布大学のT教授が興味深い研究結果を発表しています。詳細は後日のおたのしみとしましょう。