休診日の深夜、救急で来院したSちゃん。
飼い主さんの稟告によると、どうやら頭を強打した模様。
頭を強く打つと、打った直後は普通にしていても、
しばらくすると嘔吐、痙攣、意識不明などの症状が出てくる事があります。

ヒトでも、何者かに殴られて、その後意識不明になり、結果亡くなってしまい、
遺族が駅で犯人を捜す・・・と云ったケース、聞いた事ありますよね。

まずは救命措置、その後適宜処置をし、
交代で朝まで観察です。
簡易ベッドを入院室に置き、横になりながらも目はSちゃんから離しません。

治療の甲斐あって明け方には危機的状況は一応脱しました。
連れて来られた時の状態では最悪の結果も想定しましたが、
なんとか持ちこたえてくれそう。
良かった、Sちゃん!

8時過ぎ、出勤してきたスタッフに申し送りをし、
診療が始まるまで小一時間の仮眠。
ヒトの医療現場もいま大変なことになっていますが、
獣医療業界もかなり過酷。
でも、ワンコニャンコ達が元気になってくれると心底嬉しいし、
充実感達成感がある仕事です。

元気になって、懐いてくれるとさらに嬉しい!
でも中には元気になり過ぎて(?)
注射や処置の際、怒ったり、咬もうとする子も。
ちょっと切ない瞬間(トホホ)。

ま、具合が悪いより全然いいさ!