6日深夜、突然電話とインターフォンが鳴り響きました。

眠い目をこすりながら応答すると、急患の依頼です!
なんでも体重80kgのグレートデーンが胃捻転を起こしているかもしれないとの事。

早速病院を開け、診察。
うーん、いけません。やはり胃捻転です。

朝まで徹夜で処置。

手術の適用になるか微妙なところでしたが
その後の経過はやはり手術を避けられない模様。

幸い当院の手術室は、
大型犬にも対応出来るよう広く作ってあり
手術台も超大型サイズです。

が、何と言っても80kg!
手術台に乗せるのに一苦労(二苦労三苦労・・・)。
重い!重いです!!

手術は無事終わりましたが、
グレートデーンともなると、なにもかもがケタ違いに大きいし多いし。
腸も大きい、血も多い。(それでも最小限の出血なんですが)

大型犬のゴールデンレトリバーで平均40kgですから
その2倍です。
って考えると、その大きさ、お解りいただけますでしょ??
すんごく大きいですよねっ!

おかげで手術室も処置室も開腹時の内臓のニオイと
血のニオイで充満してしまいました。
空気の流れを考慮しながら
なるべく診察室やウェイティングサロンにニオイが行かないよう
換気扇をフル稼働。
オゾン消臭機と
プラズマクラスター空気清浄機も総動員。

それでも、ワンコの大きさが大きさだけに
もしかしたら追いつかなかったかも知れません。

7月6日午後の診療時間にいらした方でニオイに敏感な方は
もしかしたらご不快な思いをされたかも知れません。
その場合は大変失礼を致しました。

常日頃から院内の衛生状態やニオイには
充分留意しているのですが
今回ばかりは超大型犬の大手術だったため
診察室にまでニオイが漏れてしまったかも知れません。

その場合は
「大切なひとつの命が救われた」為とお考え頂き、
何卒ご容赦くださいませ。

そんな訳で今日は院長先生、スタッフ、全員が腰が痛いです。
クタクタです。
でも手術が成功し、経過も良好で本当に良かったです!!

(今回の超大型犬の大手術の模様や
 胃捻転の詳細な手術内容については、
 近々、院長先生の診療日誌にそのうちアップされる事と思います。)