我が家の冬の風物詩のひとつ、
上田は飯島商店の「三宝柑福居袋」。
見た目は涼しげで夏っぽいのですが、
年末から春先まで店頭に並ぶ冬季限定品の生ゼリーです。
三宝柑は生産数が少ないためあまり知られていません。
おめでたい果物とされ、希少価値が高いそう。
それもそのはず、紀州藩ではその昔、
あまりの美味しさに城外不出とされたそうです。
そして名前の由来は「三方にのせてお殿様に献上された」と云う事からだそう。
確かにツヤツヤとした、
黄色と言うよりむしろ黄金色と云った果実は、ありがた~い感じです。
暖かい部屋で冷たいモノを頂く幸せ
ここの生ゼリーはどれもコクがありますが、
この三宝柑ゼリーもサッパリしていそうな予想と違って、
結構コックリとしています。まるまる1個食べるとお腹いっぱいになってしまうので、
我が家では大抵、半分か4分の1に切り分けて頂きます。
実をくりぬいて作られた器も美しいので、
和え物などを入れて再利用。
その後は、洗って、皮を刻んで柚子のようにおうどんに入れたり、
干して、お風呂に浮かべたりします。
無駄がない!(ケチ?エコ?)
飯島商店はレトロな雰囲気の店内も素敵です。
ここと、
それから今はなき青山のウエスト喫茶室(建替え中だそう)は、
祖父の家を思い出させてくれる場所。
上田に行くと必ず寄る大好きなお店です。
(ただ、一番有名なみすヾ飴は、ちょっと苦手なんです・・・。)