夏が忙しすぎて毎日ぐったりしていましたので、日誌も久しぶりの更新です。
最近便利だな~~~、と思うのはiphoneやiPADによる動画機能。
例えば、てんかん発作の状態を記録してもらえると、その原因が真性てんかん(脳)なのか心不全(心臓)によるものなのか高い精度で鑑別できるし、また排便の様子などを確認できれば、下痢の原因が小腸にあるのか大腸にあるのか、判別が非常に容易です(今は大学病院でも推奨しています)。
普段から可愛がっているワンコやにゃんこが、倒れたり苦しんでいる状況を冷静に撮影するのは飼い主さんの気持ちとしては複雑なものがありますが、百聞は一見にしかず、診療の際に飼い主さん自身が医療の専門家でもない限りなかなかコトバでは状況を十分説明しきれないこともありますから、動画は正確な診断に至る極めて有効なツールです。
ところで私はiPADは持っていますが、iphoneは持っていません。
持っていなくても特別不便を感じたことはありませんでしたが、最近これに端子を接続して血液中の酸素飽和度を測定するということが可能になったようです(アマゾンで2万円ほど)。
手術時の信頼できるモニターとして欠かせない酸素飽和度ですが、今後はヒトの在宅医療はもちろんのこと、病気の高齢犬などを抱えたの飼い主さんにも欠かせないお手軽診断ツールとなる可能性を秘めています。
ワタシの携帯もiphoneに変えてこの機能を付加してみようかと思います。そして本当に使える機能・信頼に足る精度を誇るならば、必要な飼い主さんにはお勧めしてみようかな。