福島の原子力発電所事故以来、福島県から長野県内に避難する人がとても増えているみたいです。
実際、ここ軽井沢でも福島県内から避難された方のワンコを診る機会が結構増えました。

昨日も当院を受診された飼い主さんで、急な避難でドックフードの持ち合わせがなくて困っている方に病院のストックフードを無償で提供したところ、大変喜ばれました (^_^)。わずかでもお役に立てて嬉しい。

ところで放射線に関しましては、私たち獣医師もレントゲン機器を扱うので、医師や放射線技師同様、職業上「被爆管理」が義務付けられています。

通常行われている放射線(X線、γ線)の監視方法は、クイクセルバッジ(フイルムバッジ)といわれるもので、仕事中は胸ポケットに付けたり、またエックス線透視をする先生は、指にも装着しています(指輪タイプ)。

これ、私も胸に着用しています。
ポケット線量計のようなリアルタイムでの線量計測はできませんが、過去1ヵ月の総被爆線量を事後報告で知ることができます。

医療従事者に関しては、一応1ヵ月あたり0.1mSv(=100μSv)以下が基準ですが、これを単純に30日で割ると3.3μSv/day、1時間あたりでは0.138μSv/hourとなります。

さて来月4月の線量報告書(=3月の測定結果)は、はたしてどんな結果になるのか、少なからず原発の影響が測定結果に反映されるのか、原発から250km離れている長野県に住んでいながらも、大いに気になるところです。