残暑が厳しいせいか、熱中症や心不全の悪化で倒れるワンコが増えています。今日もお昼すぎの13時から14時にかけて、急患を続けて2件診ました。

1件目は老齢のパピヨン。倒れた場所が遠く、来院したときにはすでに心肺停止状態。蘇生を試みましたが、生還することはありませんでした。

一方、つづく2件目はアメリカンコッカースパニエルのムサシ君。病院の駐車場に着いたときまでは意識を失いつつも呼吸していましたが、処置室に運び込まれたときには呼吸が完全に停止していました。ただ、6歳とまだ若いせいか、わずかながら心拍がありました。

実際にモニタリングしてみると、心拍数は5回/分と重度の徐脈で心音は微弱。おまけに血圧は測定限界以下(30以下)。それでも一縷の望みを託して気管挿管後、人工呼吸器に接続し呼吸機能を維持し循環機能を安定させたら、4時間後なんとか意識が戻ってきた。

このワンコは本当に運が良いと思う。来院するまでにあと数分手間取っていたら、死は免れなかったでしょう。

ムサシ君は強運の持ち主。きっと長生きしてくれることでしょう。