早いもので、今年も確定申告の時期になりました。

TVをみていたら鳩山総理が「国の将来のために、みなさん納税しましょう!」とうたっていましたが、与謝野元財務大臣に「平成の脱税王」と揶揄される人が言うのだから、ほとんどギャグの世界です。

ところで私たち開業医は、ほとんどの場合税理士や公認会計士に税務関係の業務を依頼しているので、直接税務署に出向くことはありません。税務のプロである税理士や公認会計士にすべて一任し、その指導のもと1円の間違いもなくきちんと納税する、というのが最も一般的なスタイルです。

ただ、それでも税務当局の開業医に対する態度は非常に厳しく、よほどの零細病院(?)でない限り、一定期間での税務調査は避けられません。
もっとも、私などなにも隠し立てするようなものはありませんから、どんなに調べられてもかまわないのですが、それでも他人に銀行口座等をくまなく覗かれるのは正直気持ちのいいものではありません。

それだけに、鳩山さんのように、12億円もの巨額の資金移動があるにもかかわらず、いままで税務調査を受けずに済んできたこと自体に、なんらかの作為を感じてしまうのは私だけでしょうか。