みなさん、進行性網膜萎縮(P.R.A)という病気をご存知ですか?これは徐々に進行してワンコの視力を蝕む怖い病気。今までは一部のM.ダックスフントとラブラドールに好発するといわれていましたが、最近立て続けに他の犬種でこの疾患を見ました。

かつて北海道の某盲導犬育成センターの仔犬に多発して以降、、盲導犬育成機関では盲導犬を選抜する際の必須検査項目に眼底の検査を入れています。当初訓練を終えた盲導犬がいよいよ実社会にデビューする段階になって視力障害を生じ、大きな社会問題になった事がありました。

なんとなく視力が衰えたようだ、物によくぶつかる、散歩を嫌がる、といった傾向を認める場合は、病院での検査をおすすめします。P.R.A.は原因不明の疾患だけに予後は予断を許しませんが、中には治療に反応するワンコもいますので、早期診断は意義があります。

なお、確定診断には眼底検査が必要です。必ずしも全ての動物病院に眼底を観察する倒像鏡や眼底カメラがあるわけではありませんから、事前に病院にお確かめの上受診されると良いと思います。