先日のセミナーで講演された講師のひとりは
ニューヨークのアニマル・メディカル・センター(AMC)の現所長。

AMCはこの業界では国際的によく知られた診療&研究機関ですが、
同時に現在も日本人を含め世界中25ヶ国からレジデントを受け入れている
全米屈指の教育機関。
なんと1906年の設立で今年で107年を迎えるという。

設立された当初は、慈善家の寄付等により
お金のない飼い主さんの馬・犬・猫は
すべて無償で診察・治療した歴史もあるという話です。

そのため、ここの所長を務めることは米国社会でものすごいステイタスとか。

もちろん現在は無償サービスはありません。

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ただ、わが国でも1880年(明治13年)東大農学部に
アジア初の家畜病院を開設したというから、
歴史的な観点から見たら日本も捨てたものじゃないですね。

そうはいっても当時の教授や院長は
政府お抱えの外国人教師だったから、
今も昔も米国は獣医学の中心ということになります。