<毒のお話 その②>

今世間を騒がせている物騒な毒入りギョーザ報道。有機リン系農薬メタミドホスに加え、今度はジクロルボスも検出されたとか。このジクロルボスはかつて米国では経済性を重視するあまり豚や馬の寄生虫感染駆虫薬として使われていた経緯がありますが、さすがに最近はより安全性の高い薬が出て使用は限局的みたい。獣医学領域ではよく知られた薬ですが・・・。

一方、米国製の犬用ノミとり首輪にはいまでもおそらくジクロルボスが忌避剤・殺虫剤として使われています。最近でもホームセンターの安売ペットコーナーなどでナントカカラー(?)と称して売られてるのを見かけましたが、今はどうなんでしょ?こわいな。

もっとも私たち日本国内の獣医師がこのようなノミとり首輪をとり扱う事はありませんのでご安心を!動物病院での仕事はなにをさておき安全第一ですから。