ニュースを見ながら遅いお昼を摂っていたら、中川大臣の辞任の速報が流れていました。どうやら酩酊会見が辞任の原因のようです。本人は倍量飲んだとする風邪薬のせいにしていますが、たぶん一般的な風邪薬のたぐいであれば倍量程度で呂律が回らなくなることはありません。そもそも薬が厚労省から認可されるには非常に厳しい基準があって、臨床で使用される前の動物実験や毒性試験等で通常5倍、10倍投与群でも臨床上なんら異常を認めないくらいの高い安全性が保証されない限り、認可されません。これって薬理学の常識。
立場上お酒を飲んでいたとは言えないのでしょうが、かなりストレスの多い仕事である事を考えると、大臣ちょっとかわいそう・・・。(>_<) ところで、医師や獣医師は、たとえお酒を飲んでいても診察が可能な場合があります。たとえば、自宅で夜晩酌中に急患が運び込まれたような場合。もちろん診療時間内(=仕事中)であれば、飲酒なんてもってのほか(!)ですが、時間外の急病や急患など緊急性の高い場合、お酒が抜けるまで待っていたら救える命も救えなくなってしまいます。 ちなみに私はお酒を飲んだ状態で診察したことは一度もありません。理由は簡単、私はほとんどお酒が飲めない体質なのだ。^_^;