獣医師の自殺率って?

日本国内での年間自殺者数が3万人を越えて社会問題化していますが、近頃英国で獣医師の自殺率が一般の4倍の水準に達するとの調査結果を、大学院博士課程の医師が発表しました。医療従事者と比べても2倍で、様々なストレスが原因ではないかと指摘しています。

以下はCNNによる報道の全容です。

「(CNN) 英国で獣医師の自殺率が一般の4倍の水準に達するとの調査結果を、サウザンプトン大学医学部の大学院生がまとめた。医療従事者と比べても2倍で、様々なストレスが原因ではないかと指摘している。
同大学で精神衛生学の博士課程に在学中の医師デイビッド・バートラムによると、英国の獣医師1万6000人中、毎年5─6人が自殺しているという。

はっきりとした原因は不明だが、獣医学部時代から始まる訓練や実際に獣医師として働く現場で、過酷なストレスを受けていると推測。また、自殺に使える薬物が周囲にあり、思い立った時にすぐ入手出来る環境が遠因とも見ている。

このほか、日ごろの治療で遭遇する困難で安楽死が最適な解決方法とする傾向に陥りがちとなり、これが自らの私生活に反映されるのではないかとも分析している。」
ところで日本国内の状況は・・・といえば、英国ほど顕著ではないと思います。むしろ、個人的には国内平均と大差はないと信じたいのですが、大学の同級生わずか100人たらずですでに自殺者が出ている現実をみると、実は国内でも高い部類に入るのかもしれない。