きょうは三毛ネコのニャンタロウ(♂、2歳、去勢済)が爪の除去手術にやってきた。いたずらが過ぎてカーテンや高級家具をメタメタにしてしまい、当初は猫爪カバー(=樹脂製のネイルカバー)で対応していたものの、ここにきて同居猫2匹にも爪を立ててケガをさせてしまったので、いよいよ飼い主さんも決断を迫られたようです。日本ではなじみの薄い猫の爪除去手術はマイナーサージェリーのなかでもさらにマイナーであり、年間でも数えるほどしかありません。個体差はありますがレーザーを用いて丁寧に止血をしつつ慎重に切除すると痛みも少なく、手術翌日からほとんど普通の生活が可能です。
聞くところによると、米国ではこの爪の除去手術は典型的なメジャーサージェリーであり、なんと避妊・去勢・爪切除の3部作だけで成り立つ病院もあるとか。驚きです。