私の就職活動記・・・③

しばらくして一次試験合格の通知が届きました。聞くところによると、獣医師不足が深刻で受験者全員(7~8人だったかな?)合格だったらしい。何のための一次試験なの?かたちだけ?
日を改めて二次試験に臨むと、部屋には試験官が3~4人座っていました。年配の試験官(部長クラス)が1名、それを補佐する課長クラスが2~3名といった構成とみた。
どんな質問をされるのか興味津々でいたところ、開口一番に年配の試験官から「失礼ながら君は2年留年しているね!」と言われてビックリ!椅子から転げ落ちそうになりました。なんとこの試験官は獣医師が6年制であることを知らなかったのです。あわてた隣の試験官が質問を発した試験官に対して耳元で「獣医師は6年制なんです!」とささやいている始末。信じられない、こんな面接!これには私も激怒!「失礼にもほどがある、私は現役だし留年もしいない、本当に失礼だ!獣医師の教育年限くらい調べてから臨むべきであり、あなたに私の面接をする資格はありません。」と正論を吐いていた。そもそも獣医師免許さえ取得していれば就職には困らないだけに、若さも手伝ってここはあくまで強気。ここまで言われて相手ももう質問する気を失せたとみえ、これで面接終了。というより、そのまま私が部屋を出てしまった。青二才相手に年配の試験官もさぞ慌てたことでしょう。私も若かったけど、この時の対応は今でも間違っていなかったと信じています。