本日、日本を代表する有識者の団体である日本学術会議がホメオパシー療法を否定する会長談話を発表しました。これは大変意義有ることだと感じました。(詳細は以下のサイトでご確認ください)

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf

そもそもホメオパシーは全く科学的な根拠のない、非科学的なものを薬として処方するわけですから、見方によっては詐欺です。

最近の獣医学雑誌の学会開催告知欄を見ると、まともな学会に混じって、医師や獣医師、薬剤師にホメオパシー関連講座への参加を促すようなあやしい内容もちらほら。

そのせいか、ここ1,2年は動物病院でもホメオパシー療法の実践やホメオパシー療法専門をウリにするという、理解しがたい獣医師まで現れる始末。

何のために大学で獣医学を6年間もかけて学んできたのか、もう一度原点に立ち返って、じっくり考えてもらいたいものです。

これに惑わされる飼い主さんはほんとうにいい迷惑だし、ガンなどの命にかかわる疾患なら、間違いなく助かる命も助からない・・・。

ホメオパシーは医療ではありません。「伝統医療」を名乗っていても、漢方や鍼灸とは本質的に異なるものです。
みなさん、絶対に惑わされないでください。