今日は森久保薬品主催セミナーがあったので、
      久しぶりに都内に行きました。
      今回のセミナーですが、講義の内容は
      前半=「食物アレルギーのおさらい」、
      後半=「犬の血栓症の最新の知見について」、
      の2本立てでした。
      特に後半の「犬の血栓症」は、
      画像診断学の進歩でその発生がようやく
      認識されるに至った重要な疾患であり、
      いわばトピック、関心も高く会場は満席でした。
      ヒトの方では血栓症はメジャーな疾患です。
      一方動物ではまだ研究途上の分野であり、
      現状、十分な治療方法や確実な予防法が
      確立されていません。
      ただ、それだけに多くの獣医師が
      最新の知見やエビデンスを求めて、
      「知識のアップデート」に集まるのです。
      最近話題の加計学園問題では、
      担当大臣から上から目線で
      「ペットの診療費が高すぎる、」とか、
      「獣医師が増えたら淘汰されればいい」とか
      言われっぱなしですが、
      大多数の獣医師は、今回の血栓症に限らず
      自己の研鑽や新しい知識の吸収を通して、
      真摯に仕事と向き合っています。
      ちなみに会場は中野サンプラザ。
      外観はけっこう立派な建物ですが、
      内部(内装や部屋割り)はかなり古くさく、
      近日中に建替え工事が始まるという。
      見た目だけじゃなく、こちらも
      中身が大事ということでしょうか。
