最近玉ねぎ中毒は
さすがにほとんど診なくなりましたが、
その一方でよく訊かれるのは、
キシリトール誤飲による中毒。
けっこう電話での問い合わせが多いです。

以下はウォールストリートジャーナルからの抜粋ですが、
アメリカでも事情は似ていますね。

「キシリトールはガムのほか、ミント、ガム状のビタミン剤、
歯磨き、一部のピーナツバター、メラトニンの睡眠薬に
使われている。

カロリーが砂糖の3分の2ほどで、
糖尿病の人にとっては
砂糖より安全だ。
虫歯予防の効果を示す研究を挙げるガムメーカーもある。

 キシリトールは植物から採取される糖アルコールの一種で、
人間は耐性があるが
犬が摂取すると急激にインスリンが分泌され、
低血糖症状を引き起こし、
発作や脳障害につながる恐れがある。
肝不全の危険もある。

 米国動物虐待防止協会(ASPCA)は
2004年にキシリトール
関連で82件の電話を受け、初めて警告を発した。
2014年には3727件の電話があり、
少なくとも11匹が死亡した。
報告されていない事故も多いとみられ
同協会では
実際の中毒事故はこれより多いとみている。

 キシリトールは
ネコにとっても毒なのではないかという
懸念もあるが、
それを裏付けるものはほとんどないという。
ウシやヒヒなど他の動物に
有害な可能性もある。」

中毒事故も古典的なものから、
最近は変化しているんですかね。