にゃんこ専用の新しい鎮痛剤ソレンシアと
わんこ専用の新たな鎮痛剤リブレラが承認されて、
近日中にいよいよ発売されるみたいです。
ちなみに欧州では21年に承認されていました。

犬はともかく、今まで猫の痛み止めといえば、
2社から発売されていた非ステロイド性消炎鎮痛剤
(注射と経口)くらいでしたから、
今回は「抗体医薬品」なので、かなり効果期待できそう。

かつて一般に動物は痛みを感じにくいといわれて、
鎮痛剤の使用頻度が少なかった時代もありましたが、
ここ10年くらいは、学会等のアナウンスを通して、
犬でも猫でも積極的な使用が推奨されています。
わんこもにゃんこも長生きすると関節炎が増えますからね。
もっとも、私自身テニス肘や四十肩、五十肩を経て
痛みにはめっぽう弱いほうなので、
以前からヒトになぞらえて、動物にたちにも
積極的に痛み止めを使ってきました。

というわけで今回改めて、院内の鎮痛剤を数えてみました。

〇全身麻酔時の鎮痛剤として(5種類)
フェンタニル・ケタミン・ブトルファノール・ブプレノルフィン・メタカム

〇局所麻酔剤として(2種類)
マーカイン・リドカイン
〇非ステロイド鎮痛剤として(4種類)
オンシオール・プレビコックス・リマダイル・ガリプラント
〇鎮痛補助剤として(3種類)
ガバペンチン・トラマドール・アミトリプチン
〇鎮痙剤(腹痛・胆石痛)として(2種類)
ブスコバン・スパカール

〇脂肪酸製剤として(3種類)
アンチノール・プロテクタブ・ムーブマックス

合計19種類、新しく発売される抗体薬が20種類目になります。
意外と多くて驚きました。
 (@_@;)

ところで今回鎮痛剤の筆頭にあげたフェンタニルですが、
かつてロシアがフェンタニルにいくつか化学的修飾を加えて
呼吸抑制作用の強いガス(=化学兵器ですね)を作り、
テロリスト制圧を名目に実際に使用したことがありました。
(2003年、モスクワ劇場占拠事件)

優れた鎮痛薬から、毒ガスを作ってしまう・・・
なんとも、おそロシア・・・。((+_+))