2017年10月○日
今日は久しぶりに長野市内まで出掛けて、
当院スタッフの結婚式に出席しました。
素敵な会場で、晴天にも恵まれ、
ゆったりとした、そして和やかな雰囲気の中、
お料理も大変美味しく、楽しい時間を過ごせました。
今年は初夏にはりーちゃんの件があったり、
その後も、獣医師の宿命とはいえ、
治療するなかでわんこやにゃんこの
最期をみたりしてさみしい思いもしたけれど、
ここにきて、ひとついい思い出が出来ました。
禍福は糾える縄の如し、
というけれど、ホントですね、
実感しました。
年末までに、あとひとつ、
なにか良いことあるといいなあ。
2017年9月○日
獣医師会の会議に行ってきました。
今回は、秋の狂犬病予防注射の
分担や日程を決めるための会議です。
私の場合、例年軽井沢町の集合注射1日と、
あと1日はよその地区を担当せねばなりません。
ちなみに昨年は佐久市臼田地区でしたが、
今年は、あと1日が南相木村に決まりました。
南相木村は長野と群馬の県境に位置し、
地理的には御巣鷹山の尾根にも近いところ。
改めてグーグルマップで確認してみたら、
軽井沢の自宅から、往復で100km位あるみたい。
初めて行く地域なので、ちょっとした冒険です。
予定では、10月19日の朝6時に出発!
ということは、5時に起床か。
すでに今から気合を入れています。
2017年8月○日
今年もマダニの被害が多いですね。
最近はNHKでも積極的に報道されるようになり、
注目され認知度も上がってきたせいか、
以前のように、寄生されていても
飼い主さんが気づかないことは
ほとんどなくなりました。
軽井沢では、
マダニ以外ではヒルによる吸血被害も多く、
またスズメバチによる被害も見逃せません。
自然環境に恵まれているだけに、
こういったリスクにも備えないと。
りーちゃんも散歩が大好きでした。
2017年8月○日
久しぶりに長岡の花火大会を見に行きました。
春から夏は多忙を極めるので、
遠方に出かけることはまず出来ませんが、
今年だけは、りーちゃんの鎮魂の意をこめて、
日帰りという強行軍でしたが
十数年ぶりに出かけてみました。
りーちゃんが天に召されたあの日以来、
わんこを可愛がる飼い主さんの姿を見ると、
「りーちゃんにとって、
はたして私はいい飼い主だったのだろうか?」
と自問することが増えました。
花火を観賞しながら、
「りーちゃんを通して、
飼い主さんの気持ちが今まで以上に
わかるようになり、
りーちゃんと歩んだ13年7ヶ月の月日は、
飼い主としての私に成長をもたらしてくれた!
きっと、この経験には意味がある!」
と、思えるようになりました。
2017年7月○日
寝るときはいつも
枕元にいてくれたりーちゃんが
いなくなってしまい、
寝つきも悪く
眠りも浅くなって困っています。
もともと寝つきはよかったのに・・・(+o+)
MayoClinicProceedings12月号によれば、
睡眠医学センターの研究グループ曰く
「ペットと一緒に寝ることはことは、
とても素晴らしいことであり、
その価値は無視できないもの(直訳)」
と断言しています。
こんな形で実感するなんて・・・
本当に、本当に、残念 (T_T)
2017年6月○日
今日は森久保薬品主催セミナーがあったので、
久しぶりに都内に行きました。
今回のセミナーですが、講義の内容は
前半=「食物アレルギーのおさらい」、
後半=「犬の血栓症の最新の知見について」、
の2本立てでした。
特に後半の「犬の血栓症」は、
画像診断学の進歩でその発生がようやく
認識されるに至った重要な疾患であり、
いわばトピック、関心も高く会場は満席でした。
ヒトの方では血栓症はメジャーな疾患です。
一方動物ではまだ研究途上の分野であり、
現状、十分な治療方法や確実な予防法が
確立されていません。
ただ、それだけに多くの獣医師が
最新の知見やエビデンスを求めて、
「知識のアップデート」に集まるのです。
最近話題の加計学園問題では、
担当大臣から上から目線で
「ペットの診療費が高すぎる、」とか、
「獣医師が増えたら淘汰されればいい」とか
言われっぱなしですが、
大多数の獣医師は、今回の血栓症に限らず
自己の研鑽や新しい知識の吸収を通して、
真摯に仕事と向き合っています。
ちなみに会場は中野サンプラザ。
外観はけっこう立派な建物ですが、
内部(内装や部屋割り)はかなり古くさく、
近日中に建替え工事が始まるという。
見た目だけじゃなく、こちらも
中身が大事ということでしょうか。
ありがとう りーちゃん 安らかに
とうとう、りーちゃんが逝ってしまいました。
覚悟はしていたものの、
本当にせつないです。
ベストを尽くしたと自認していますが、
悲しくて、淋しくて
言葉が見つかりません・・・。
りーちゃん
今まで本当にありがとう!!
りーちゃん、
天国から僕らを見守っていて!!
2017年5月〇日(雨)
りーちゃんの病気が判明してからというもの、
気持ちが落ち込むことが多いのですが、
今は、
「よし、獣医師として、りーちゃんに出来うることは
すべておこなって、悔いなく尽くしていこう!」
と
前向きに考えることで平静を保つようにしています。
愛犬も大切な大切な
かけがえのない家族の一員だと
改めて強く感じます。
2017年4 月〇日(雨)
愛犬るーちゃんが前庭疾患から回復したので
安心していたら、
なんと今度は愛犬りーちゃんが
病気になってしまいました…。
ミセス菊池の「よかった探しの日々」で
妻も記載しているとおり、
りーちゃんの病気は
るーちゃんの病気とは異なり、
かなり深刻なもの。
悪性度が高く、緊急を要し、
かつ非常に扱いの難しい病気なので、
その病名が判明した時は
落ち込むとともに、
衝撃で涙が止まりませんでした。
まさか、よりによって、なんで、なぜ、この病気?
ただ、
今現在痛みを感じることもなく、
好きなものを中心になんとか食事がとれて、
おそらくその時に至っても
疼痛がないであろうことだけが、
唯一の救いです。
今日からはいち日いち日が
りーちゃんからのプレゼントだと思って、
一緒の時間を、より大切に過ごそうと思います。
2017年3 月〇日(雨)
治療開始から6日後のるーちゃんです。
だいぶ年だけど、なんとか元気になりました。