2017年5月〇日(雨)

りーちゃんの病気が判明してからというもの、
気持ちが落ち込むことが多いのですが、
今は、

「よし、獣医師として、りーちゃんに出来うることは
すべておこなって、悔いなく尽くしていこう!」


前向きに考えることで平静を保つようにしています。

愛犬も大切な大切な
かけがえのない家族の一員だと
改めて強く感じます。

2017年4 月〇日(雨)

愛犬るーちゃんが前庭疾患から回復したので
安心していたら、
なんと今度は愛犬りーちゃんが
病気になってしまいました…。

ミセス菊池の「よかった探しの日々」で
妻も記載しているとおり、
りーちゃんの病気は
るーちゃんの病気とは異なり、
かなり深刻なもの。
悪性度が高く、緊急を要し、
かつ非常に扱いの難しい病気なので、
その病名が判明した時は
落ち込むとともに、
衝撃で涙が止まりませんでした。
まさか、よりによって、なんで、なぜ、この病気?

ただ、
今現在痛みを感じることもなく、
好きなものを中心になんとか食事がとれて、
おそらくその時に至っても
疼痛がないであろうことだけが、
唯一の救いです。
今日からはいち日いち日が
りーちゃんからのプレゼントだと思って、
一緒の時間を、より大切に過ごそうと思います。

2017年3 月〇日(雨)

治療開始から6日後のるーちゃんです。
だいぶ年だけど、なんとか元気になりました。

2017年3 月〇日(晴)

うちのキャバリア犬、るーちゃんが突然
前庭症候群を発症して倒れてしまいました。
前庭症候群とは、ふらつきや寄りかかり、
旋回運動、斜頸、眼球振とう等を主徴とする
高齢犬に多い神経性疾患。
さらに原因によって、末梢性(=予後良好)と
中枢性(=予後不良)に分けられます。

診たところ、明らかに末梢神経性であり、
中枢神経の関与を疑う所見はありません。

末梢性で一番多いタイプは、外耳炎等の
耳の疾患を除外すれば加齢によるもの(特発性)。
るーちゃんも、もう15歳ですからね。
命に別状なく、末梢性は必ず回復すると
私自身アタマでは解っていても、
愛犬が運動失調に陥っている姿を見るのは
本当に切ない・・・。 (T_T)

がんばれ、るーちゃん!!! !(^^)!

2017年3 月〇日(晴)

タイの動物保護施設でコインを飲み込んで
その重さで泳げなくなった亀の手術があったとか。

飲み込んだコインの数はなんと915枚。
重さにして5kg、明らかに飲みすぎでしょ。

タイでは、幸運を祈ってコインを池に投げ込む
習慣があって、これをこのカメが受け取って
いたらしい。

以下、大学獣医学部の撮影したCT画像

コインの摘出手術は7時間で完了し、
今現在「Omsin」と名付けられて
元気に泳いでいるみたいです。

ちなみに「Omsin」はタイ語で貯金箱
の意だそうです。

2017年3 月〇日(晴)

前回愛犬の遭遇しやすいトラブルについて述べたところ、
猫の飼い主さんからは、「にゃんこははどうなのよ?」
との質問を受けました。
たしかに最近は、にゃんこを連れての軽井沢旅行や
別荘での長期滞在もけっして少なくありません。
愛猫のトラブル、個人的な感覚で言わせてもらえば、
これといった傾向はなく、まんべんなく発生します。

感冒あり、骨折あり、膀胱炎あり、膿胸あり、マダ二あり、
といった感じで何でもありかな。
ただし、猫の場合注意しなければいけないのは腎不全!
高齢猫の40%は腎機能の低下があると言われていて、
いまや高齢化の進む猫界にあっては代表的疾患。

持病として腎臓疾患を患っているようなケースでは、
定期的な補液が必要になることが多く、
一般にこの処置は旅先でも必要になります。

持病のある動物では、軽井沢訪問に限らず、
旅行先で確実に対応してくれる動物病院を
事前に確保しておくべきかと思います。

2017年3 月〇日(晴)

ペット連れで軽井沢に来られた際に
愛犬が遭遇しやすいトラブルを
ご存知ですか?

これはあくまで私の個人的な感想ですが、
上位から順に、

1位=消化器疾患(嘔吐や下痢)、
2位=マダ二の寄生(軽井沢はマダ二が多い!)、
3位=けが、

ですね。

消化器疾患は例を挙げるならば、車に酔って吐いたり、
旅の疲れによる下痢や発熱、といった感じです。

これ、わんこと共に旅行する以上避けることは困難だし、
実際のところ、確実な予防法はありません。

しかし、マダ二の寄生は予防薬で確実に予防可能。
最近は外用薬(スポット)よりも経口薬(おやつ)が人気。
なんたって、わんこに喜ばれつつ予防ができますからね。
今はどこの動物病院でも扱いがあります。

また、ケガの多くがドッグランでの過剰なまでの
運動が原因であることを考えると、
これもある程度は予防可能でしょう。
というわけで、わんこと一緒に軽井沢を旅するなら、
各種予防、とくにマダ二対策は必須です。

そして軽井沢でわんこと良い思い出作りをしてください。

2017年2 月〇日(晴)

NHK(教育)朝の番組0655にはまっています。
わずか5分間の短い番組ですが、その中のコーナーで
日本各地の犬や猫を軽快な音楽にのせて
ノリノリで紹介しています。

たのしいんだよね、これが。
妙にまじめなナレーションも最高!

殺伐としたニュースが多い中、
可愛いわんこやツンデレにゃんこを見ていると
本当に癒されますよ~。

ぜひ早朝から視聴してみてください! !(^^)!
→番組サイトへGO!

2017年1 月〇日(晴)

1月~3月は例年学術講習会や学会の開催が多い。
全国的に病院にゆとりが出る時期に合わせているんです。
今現在私が参加を決めているものだけでも、

1/22(日曜):慢性腎臓病の診断のアップデート 於、新橋
2/12(日曜):脳腫瘍の画像診断関連 於、秋葉原
2/19(日曜):獣医内科学アカデミー 於、パシフィコ横浜
3/12(日曜):獣医麻酔学のアップデート 於、東大

といったところです。最終的にはもうちょっと増えるのかも。

かつて軽井沢が大雪に見舞われて、長野新幹線の運行
見合わせによって、参加できなかったこともありました。
今年は、少なくとも週末は降らないでほしいなあ・・・。

2017年1 月〇日(晴)

今日は銀次郎がやってきた。
12歳になるワイヤーフォックステリア(♂)ですが、
夜になると咳がひどくなって、徘徊するらしい。
一方、昼は咳もなし。至って健康。

「心雑音があって、頸静脈が怒張してますよ。
呼吸数もかなり増えていますね~。
スリルも触知出来るし、これは心臓性の発咳です。」
こんな話をするとほとんどの飼い主さんは、
「え、!?心臓が悪くなって咳なんてでるんですか?」
「なんで・・・?呼吸器の病気じゃないんですか?」
といった反応を示します。
特に医療関係に従事する人には不思議がられます。
当たり前のことですが、心臓と気管の位置関係は、
四本足歩行のわんこと二本足で歩行する人では
明らかに異なります。
下のシェーマはその関係図です。
心臓は心基部を中心に胸腔内に
ブラブラ、ゴロっとぶら下がっているだけ。
じつにいい加減に存在しています。

わんこに多い弁膜疾患では、一般に
左心房の拡大から始まる気管の挙上が
発咳刺激となります。

B2とDの図で↑で示した部分が左心房です。
もちろんB2よりDのほうが心不全はより重篤。
今回は省きましたが、エックス線検査に合わせて
心エコー検査を実施することで、正確な診断に加えて、
飼い主さんの病気に対する理解がより深まる
と感じています。

というわけで、
咳=呼吸器疾患とは言い切れません。

たんの絡んだようなカラ咳や朝方に出やすい咳には
特に注意が必要です。
不安があれば積極的に調べてもらうといいでしょう。

ただ、一瞬で終わるエックス線撮影と異なり、
心エコー検査は落ち着かないわんこや体調のすぐれない
わんこをなだめつつ、最低でも10分程度かかることが多く、
機器の操作を含めて、獣医師の技量と経験が問われる
検査でもあります。

一瞬で採血したり、一瞬でいい画像を捉えて記録したり、
動物相手の医療行為って、本当に難しい。