1月 ×日(雪 )          

今年に入って、ようやく本格的に雪が降りました。ほぼ1年ぶりに雪かき開始。

雪かきは見た目以上にハードな労働ですが、それだけに筋力トレーニングと減量にはもってこい。

とはいえ、例年に比べたら雪の量が少なくてトレーニングにならないのだ。昨年末から通い始めた「デイフィット」(=軽井沢にもようやく出来たんです!)に出かけて、肉体を磨こうと思う。

1月 ×日(晴 )          

新年早々にしてグレートテン(70kg)、セントバーナード(68kg)、ニューファン(55kg)といった超大型犬の診療が続きました。

不思議なもので、その年の最初の数日間の診療が、その後の1年間の診療傾向を予感させることが多いので、2009年の当院は超大型犬の診療が例年以上に増えるのかなあ?

2009年 1月 08日(晴 )          

あけましておめでとうございます!\(~o~)/

今年の初詣は上田市の信濃国・国分寺に行きました。毎年1月7日の夜から翌8日昼まで開催される八日堂縁日では蘇民将来符というありがたいコケシ状の御守りがいただけます。

「蘇民将来」の故事は日本中に伝わっていますが、ドロヤナギから切り出したコケシ状の御守りを授けているところは非常に珍しく、それだけに全国からこれを求めて参拝する人も多いとか。

12月 28日(晴 )          

いよいよ今年も残すところあと3日となりました!

普段休診日といっても入院患者のいない日はほとんどありませんから、来る年末年始のお休みのみが、ワタシの実質的な安息日。わずか数日間だけとはいえ、診療や手術の緊張から解き放たれるのは実に爽快。本当にウレシイのだ。

みなさん、よいお年をお迎えください!(*^_^*)

12月 ×日(晴 )          

きょうは夜9時から2件往診に行きました。夏場の往診と異なり冬の往診は路面が凍結していて、けっこう怖い。(>_<) でもね、怖いだけじゃないんです。夜の別荘地は野生動物の宝庫で、往診の往きや帰りには決まってウサギやキツネ、たぬき、テンからリスに至るまで、多種多様な動物を目にします。こんな時はちょっとトクした気分。 また星空も寒い冬の夜に限ってとってもクリア、宇宙の神秘を体験できますし、運がよければ肉眼で地球を周回する宇宙船を確認出来ます。 最近は別荘に定住する人が増えていると言われていますが、冬の軽井沢には、また夏とは違った良さがあるんだなあ~、と実感。

12月 25日(晴 )          

ギブリちゃんの飼い主さんから看板犬のりーちゃんとるーちゃんに素敵なプレゼントが届きました!美味しそうなわんこ向けミートローフなのだ。本来楽天市場で販売しているだけあって、絶品!わんこ向けとはいえ、原材料は人間用ですからワタシが食べてもいいんだけど、りーちゃんとるーちゃんにあげました。

ギブリちゃんママ、ありがとう!!!(りー&るーより)

12月 ×日(雨 )          

Sさんより、クリスマス・カードが届きました。しかも私どもだけでなく、スタッフ一同にも忘れずにカードを送ってきださり、本当にありがたいのだ!\(~o~)/

Sさん今は仕事の関係で米国在住ですが、以前軽井沢におられた際は、愛犬のトリミングや病気の治療で当院に通院しており、それ以来の長~いお付き合いになります。(^・^)

今から5年前、Sさんの愛犬チャーリー君(アフガンハウンド)が夜中の12時頃胃捻転をおこしたことがあります。当然緊急手術をするしか助かるすべはありませんが、もちろん夜中ですから看護士はいません。その時、飼い主さん自ら看護士役となって夜中の1時から朝の3時まで、手術の補助をしてくださいました。おかげで手術は大成功!7日の入院を経て無事退院。
Sさんは愛犬家の鑑だと思いました。

12月 ×日(雨 )          

HPを運営しているといろんなところからいろんなメールを貰います。今日も大学時代親しくしていただいた先生より、

「菊池くんって、あの菊池くんなの?」

という、どう応えていいのかわからないつぶやきメールを頂きました。
「はい、あの菊池です」

と私もReメール。

この先生は、趣味人が多い獣医学部のなかでもグンを抜いた存在で、ギターシンセサイザーの名手。ジャズからハードロックまでこなす玄人で、かつて大学での年間講義回数(当時講師を勤めていました)よりもライブハウスでの年間演奏回数のほうがはるかに多かったという伝説の獣医師。わたしもたびたびチケットもらって、池袋のライブハウスに通いました。

子供の頃からギターは得意だったようですが、ロンドン大学留学でさらに磨きがかかったとか。ちなみにロンドン大学では獣医学にこだわらず、応用昆虫学で学位を得たとのこと。

さまざまな才能に恵まれ、今もわが道を邁進している先生が羨ましい。

12月 ×日(晴 )          

年末のせいか、毎年この時期は慈善団体等からの寄付の要請が多くなります。善意の団体には私もそれなりに対応していますが、今回はこれらにまじって某国立大学から付属動物病院の施設拡充に伴う寄付のお願いが入っていてビックリしました。これがけっこういい金額!(@_@;)

国立病院といえども昨今の独立行政法人化によって、運営が難しくなっているようです。付属病院は診療だけでなく研究機関・教育機関という重要な側面もありますから、お金がかかるのは仕方がないのかもしれません。聞けば、年間維持費だけで数千万円もする研究用機器がゴロゴロしているとか。しかも臨床系に限らずむしろ基礎医学系の教室にこれらの器械が多くあったりするそうで、またまたびっくり!

さらに、今回高額の寄付をした個人または団体の代表者は、大学総長主催の記念感謝パーティーにご招待のうえ、講堂に記念のプレートを刻むというので、もっとビックリ!そのお金を研究費や病院維持費に回したほうがいいんじゃないのでしょうか?

12月 ×日(雨 )          

獣医学雑誌をパラパラめくって、興味のあるところを読んでいたら同級生Fさんの論文を見つけました。ほう、なかなか面白い内容だな~、なんて感心しながらもう一度トップページに戻って見直すと、なんと彼女の肩書、外科の准教授になっていました。

そういえば彼女、確かにパワフルな人だったなあ、と過日を思い出しました。良い意味での男勝り。私の学年は「獣医の当り年」みたいで、30代半ばで教授や准教授まで出世した人が多いのですが、女性でここまで駆け上がったのは彼女のみ。基礎医学系はともかく外科系で女性が獣医学部准教授を勤めるのは、おそらく日本初ではないでしょうか。快挙ですね。