7月 ×日(霧)          

私の就職活動記・・・③

しばらくして一次試験合格の通知が届きました。聞くところによると、獣医師不足が深刻で受験者全員(7~8人だったかな?)合格だったらしい。何のための一次試験なの?かたちだけ?
日を改めて二次試験に臨むと、部屋には試験官が3~4人座っていました。年配の試験官(部長クラス)が1名、それを補佐する課長クラスが2~3名といった構成とみた。
どんな質問をされるのか興味津々でいたところ、開口一番に年配の試験官から「失礼ながら君は2年留年しているね!」と言われてビックリ!椅子から転げ落ちそうになりました。なんとこの試験官は獣医師が6年制であることを知らなかったのです。あわてた隣の試験官が質問を発した試験官に対して耳元で「獣医師は6年制なんです!」とささやいている始末。信じられない、こんな面接!これには私も激怒!「失礼にもほどがある、私は現役だし留年もしいない、本当に失礼だ!獣医師の教育年限くらい調べてから臨むべきであり、あなたに私の面接をする資格はありません。」と正論を吐いていた。そもそも獣医師免許さえ取得していれば就職には困らないだけに、若さも手伝ってここはあくまで強気。ここまで言われて相手ももう質問する気を失せたとみえ、これで面接終了。というより、そのまま私が部屋を出てしまった。青二才相手に年配の試験官もさぞ慌てたことでしょう。私も若かったけど、この時の対応は今でも間違っていなかったと信じています。

7月 ×日(曇)          

私の就職活動記・・・②

県職(獣医師)の試験は当時、一次試験(教養と専門である獣医学の筆記試験)と日を改めての二次試験(面接)がありました。一次試験の内容は今となってははっきり思い出せないものの、国試対策にはならないほどの易しい問題。私は6年次に国試対策委員(総勢20人くらい)をつとめ、国試の過去問や各大学の卒業試験を集めたり、国家試験対策誌ねこのて(=このネーミングは”猫の手を借りてでも試験対策に邁進したい”という6年生のあせる気持ちを代弁しています)の編纂をしていたので、なおさら易しく感じたのかもしれません。期待(?)していただけに拍子抜けして、ろくに答案の見直しもせずとっとと帰ったことを昨日のように思い出します。

7月 ×日(曇)          

私の就職活動記・・・①

信濃毎日新聞を見ていたら、今年も長野県の公務員採用試験が始まったとの記事が目にとまりました。そういえば十数年前私が大学を卒業する頃はバブルの絶頂期、卒業生は開業医を目指し勤務医になり、あるいは民間製薬会社にこぞって就職、その一方公務員志望の獣医師が激減、全国的に県職獣医師の欠員が続き、特に田舎の県の人事担当者が大学に押し寄せて、学部長に惨状を訴え学生確保に躍起になっていたことを思い出しました。
当時の学部長は私の所属する研究室の教授だったので、私も教授から「長野県はえらく人が足りんようだが、どうだ、田舎で公務員やってみないか。もし合わんかったら辞めたらええよ。」とのお達し。せっかくの機会なので、公務員になるつもりは全くなかったけど、ここは国試(=獣医師国家試験)対策のつもりで県の試験を受ける事にしました。

6月 ×日(曇)          

久しぶりに診療日誌の更新です。もう少しマメに更新したいのですが、今月はなぜか急患や夜間の救急が多くて正直更新する時間も気力もありませんでした。命をあつかう仕事を選択した以上、真夜中の手術も24時間連続の勤務ももちろん覚悟の上ですが、これが連チャンとなると本当にキツイ。首筋の筋肉が凝り固まってここ数日は頭痛に悩まされています。一段落ついたら軽井沢駅前のマッサ-ジ店「軽井沢ハンズ」に行こうかな。

6月 ×日(曇)          

一日の診療を終えてから、軽井沢フューチャーズテニスのパーティーに行ってきました。当院が法人部門のスポンサーをつとめる関係で招待された次第。行ってみたら、なんと皆様軽井沢会に名を連ねるそうそうたる紳士・淑女ばかり。これには当初圧倒されましたが、おちついて周囲見渡すと当院に愛犬をつれてこられる方も多数いらしてちょっと安心。安心したら急にお腹が空いて来た。そうだ、診療を終えてから何も食べていなかった。
ワインで乾杯したら食欲に火がついてテニス選手なみに食べまくり~~~(@_@;) さすがホテル鹿島の森、料理は美味しいのだ。

6月 ×日(雨)          

社会保険庁のズサンな仕事ぶりが過熱ぎみに報道されるに至って、元来ノンキな私も心配になってきました。考えたみたら過去都内で勤務していたこともあって、そういえば私も複数の年金番号があったっけ。もし統一されてなかったら宙に浮いてしまう、こりゃ大変だと思い、妻に社会保険事務センターに代理で行ってもらいました。
帰宅後妻が開口一番、「社会保険事務センターって賢いわよ!」というので理由を聞いたらさらにビックリ!(@_@;)
「対応窓口に公務員ぽくない若いイケメンスタッフを揃えて、中高年のオバサマ達に批判をかわすべく優しく接していたのよ。やるわね、社保庁!」
さすがである。きみまろ級の判断である。ここまでやるなら最初から仕事やれ、って思うのは私だけでしょうか。

5月 24日(晴)        

ご好評を頂いている「ミセス菊池のコーナー」が、満を持して独立した新規コーナーになりました!
「診療」に関することだけでなく、もっと色々なテーマで書いてみたいと本人。飽きっぽいところもあるから、いつまで続くでしょうか?(*^_^*)
ともあれご声援のほど、よろしくお願いいたします。
m(__)m

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      GO!

5月 ×日(晴)        

本日の診療も無事終了。今夜は久々に入院動物もホテルのお預かりもなし。そこで連日の疲れを癒しにマッサージに出かけました。マッサージ終了間際の23時、ミセス菊池より携帯に電話。なんでもキャバリアが竹串を飲み込んでしまったとの事で飼い主さんがもかなりあせって電話して来ているとのこと。え、キャバリア!?キャバリア好きの僕としては、キャバと聞いたら診ないわけにはいきません。遅い時間でしたが来院を指示し急ぎ帰宅しました。
早速レントゲンを撮影。通常の撮影ではエックス線透過性の異物を確認出来ませんでしたが、改めて今度は造影剤を飲ませて撮影すると竹串が見事に描出されました。やばいなこりゃ。問診によれば、かなり太く先が鋭い竹串とのこと。レントゲン像とも一致。このままでは穿孔もしくは腹膜炎になるおそれがあります。飼い主さんと協議の上、開腹手術に踏み切りました。
手術開始は午前0時。開腹してみると、なんと胃の中にはティッシュがギッシリと詰っています!数にして2枚重ねの約10セット分くらいです。ようやく竹串を確認して取り除きましたが、その尖端は穿孔寸前の状態。ふぅ~、開けて良かった!!命拾いしたねキャバちゃん!!これで世のキャバの命がひとつ救われました。
手術後も点滴処置や経過観察などで朝まで妻と交替で看護にあたったので、睡眠不足で一日つらかったけれど、可愛い瞳で見つめるキャバちゃんと目が合うと、疲れも吹き飛ぶのでした。

5月 ×日(晴)        

今日は仕事で東京へ。行き先が五反田だったので、島津山に住む友人と一緒に、評判の大田原牛のお店でランチをすることにしました。マスコミでも取り上げられることが多いようですが、ワタクシは馳先生のHPと、知人の情報で知りました。
予約の時間に訪れてみると、平日の昼間だというのにすでに満席。牛刺と噂のハンバーグを注文し待つことしばし。先に供されたのは牛刺。うん、美味しい。舌の上でトロケます。塩で食べるのも初めてです。そしていよいよハンバーグ。ふんわりとした食感で、肉の旨みが口いっぱいに広がります。お店の人が勧めたタイミングよりも早く、大根おろしと醤油をたらし、ご飯と混ぜていただきました。イケますイケます。脂が全然しつこくありません。お上品とは決して言えない食べ方ですが、この崩し大田原牛ハンバーグ&肉汁ご飯、気に入りました!(不飽和脂肪酸の説明にはちょっと疑問を感じましたけど・・)機会があったらまた来ようっと。次はステーキもいいなぁ。でもステーキはめちゃくちゃ高いから誰かのオゴリじゃないと、きっと無理(*^_^*)
その後はカロリー消費のために雨上がりの島津山近辺を散歩しました。(ちなみに行きは晴、食べている最中はどしゃ降り、食後はまた晴れ。晴れオンナの面目躍如。)
(written by ミセス菊池)

5月 13日(晴)        

久しぶりにHPの表紙をアップしました。「りーちゃんのお気に入りお洋服シリーズ第2弾」です。
今回の洋服はワタクシの里の母がりーちゃんの為にオートクチュールで作ったドレスです。
母は昔から洋裁や編み物などが大好き。ワタクシも中学にあがるまではずっーと母手製の洋服でした。さすがに中学生にもなると好きなブランドが出来たり、友達の手前気恥ずかしくなったりで、市販の物を購入することが多くなりましたが。
今回もりーちゃんのナイスなBodyを採寸して型紙を作って、あっと云う間に2着出来ていました。うーん、我が母ながら上手に出来ています。りーちゃんもご満悦です。お気に入りの洋服に着替える時は、ホントに嬉しそうなんですよ。りーちゃんもやっぱり女の子なんだなぁ!(written by ミセス菊池)