4月×日(曇)        

可愛いキャバリアの母娘ポピーちゃん&ピンクちゃんの、ママとグランママが今年初めてのご来軽、本日別荘開きとのご挨拶にいらしてくださいました。ポピーちゃんとピンクちゃんはいつも色違いの素敵なお洋服を着ていて、それがとっても良く似合っているお洒落さん。キャバ特有の明るい性格で、いつも当院に喜んで飛び込んできてくれます。(5秒後くらいにポピーちゃんだけがちょっと「???」と云う表情をするのがまた可愛いのです。)りーちゃんともとっても仲良し。そして今日はポピーちゃん&ピンクちゃんからりーちゃんに素敵なプレゼントを頂きました!キャバのデザインのおやつ入れです。ポピーちゃんピンクちゃんもこのおやつ入れを愛用しているとか。
そして私どもには、キャー!!大大だーい好きなキルフェボンのタルトを頂きました!!軽井沢入りされる前にわざわざ玉川タカシマヤのお店に寄って下さったそうです。有難うございます。早速ご馳走になりまーす♪たくさんあって、どれから頂こうかなー、悩んじゃいます(*^_^*)
(written by ミセス菊池)
ポピーちゃん&ピンクちゃん今年もどうぞよろしく!(りーちゃん談)

4月18日(雪)

あと10日ほどでゴールデンウィークになります。別荘の方々も徐々に軽井沢入りされていますが、ここにきていきなり雪が降りました。今年はかなりの暖冬だっただけに、本日のような荒れた天気には心底驚かされました。これも地球温暖化が原因なの?おそらく幹線道路の雪はすぐに溶けてしまうと思いますが、都内とはだいぶ環境が異なりますので、注意していらしてください。

4月17日(曇)

今日は小諸市の狂犬病ワクチン集合注射に行ってきました。天気予報は”午前中みぞれ、午後曇”でしたが実際は終日曇といったところでなんとか1日持ちこたえましたが、この時期としては気温は異様に低く、屋外での作業では手がかじかんで注射器がうまく持てない。まるで冬に逆戻りした感じ。昨日小諸の懐古園の桜は満開を迎えたというのに・・・。なぜだ???こんな寒い中で予防接種するのは飼い主さんにもワンコにもちょっと気の毒かも。
小諸市民のみなさま、寒い日は無理せず後日動物病院で接種されることをおすすめします。

ところで今期NHK大河ドラマの影響なのか、小諸市内には「風林火山」の勇ましい旗が随所ではためいていました。市役所の方のお話によれば、今回のブームで多少は観光客も増えたとか。長野新幹線の駅がないせいか(軽井沢駅の次は上田駅なのだ)年々廃れる一方の小諸市ですが、これを機に復活することを期待したいところです。

4月×日(晴)        

私用で都心に行く用事があり、その帰路墨田区向島の親戚を訪問しました。桜の季節ははすでに終っていましたが、夕方ともなるとあちこちの料亭に出勤する綺麗な芸妓さん(芸者さん?)たちで界隈はけっこう賑わっていました。すでに失われたと思っていた永井荷風の世界が、いまだ向島界隈には残っているんですね~。ビックリしました。
かつて葛飾区内の動物病院に勤務していたことがありましたが、すぐとなりにこんな風情のある場所があったとは知りませんでした。

4月×日(晴)        

今日はシーズー犬のさくらちゃんがやってきた。左目に潰瘍性角膜炎を発症してかなり痛そう。軽く麻酔して角膜染色後、細隙灯で慎重に観察すると、潰瘍は想像以上に深く既に角膜実質層の3分の2くらいが欠損(グレード4)!参ったな、こりゃ。よそで結膜炎との診断のもとに治療をしていたのにもかかわらず、角膜の状態はどんどん悪化してしまったとか。やりきれない思い・・・。 幸いデスメ膜(角膜最下層の膜)までは達していないものの、すでにブドウ膜炎を併発。内科療法も限界かもしれない。(>_<)・・・でも、がんばってなんとか治ってもらおう。

4月×日(晴)        

前回に引き続き、今回もフィラリアに関するトピックをひとつ。
米国ではフィラリア予防薬の投与が従来の季節間投与から通年投与に変わりつつあるとのこと。直接の原因は、米国犬糸状虫学会(AmericanHartwormSociety)が2004年に行われた学会でこれを強く推奨したことによるものと思われます。

米国内で通年投与を強くすすめる理由として
1)今までの方法で撲滅が不可能であった事実。
2)通年投与でリーチバック&成虫駆除が可能になる。
3)他の寄生虫(回虫・釣虫)の予防効果が上がる。
4)米国獣医寄生虫学会(CAPC)からの要請。
をあげています。

ところでこの事実を日本ではどう考えていけばいいのか、大いに気になるところです。聞くところによれば、都内では昨年あたりから通年投与を支持している動物病院もかなり増えているとか。
地域性を考えた場合、少なくとも軽井沢ではまだ通年投与の必要性は考えられませんが、社会の流れが通年投与を必要としているのであれば、充分な検討のもとに今後の対応を考え直さねばならないのかもしれません。

4月×日(曇)        

フィラリア予防の時期になりました。今年度から当院では従来のフィラリア予防薬(錠剤・滴下剤・チュアブル)に加えて、今年4月M製菓(国内の大手菓子メーカーです)から発売されるチュアブルタイプの予防薬も新たに選択肢に加えました。その理由は従来のチュアブル(こちらは大手外資系)がその原料に米国産牛肉を使用しているのに対し、M製菓では原料はあくまで国産鶏肉に限定(安全性への配慮)している点です。米国産輸入牛肉は依然としてBSE(狂牛病)の心配がありますから、今後は当院でもなるべく安全性の高いものにシフトしてゆこうと考えています。

*国産鶏肉にこだわっているからといっても、私は宮崎県のそのまんま東知事のマワシモノではありません。(^_^)v

3月×日(晴)        

今日はワクチン接種の予定通りポメラニアンのアリスちゃん(♀、12歳)がやってきた。朝の散歩の途中でなぜか突然歩けなくなってしまい、そのまま病院に連れてきたとのこと。かなり体調が悪く立っていられない様子、ん?と思いつつ心電図を確認すると、危険な致死性不整脈(=心房細動)が現れているじゃありませんか!すぐに除細動が必要です。
処置室内にある除細動器でカウンターショックを2回与えましたがいまいち反応が鈍く不安定、それでもあきらめきれずに神様に祈りつつ3回目トライすると見事に除細動に成功、心電図上で完全なリカバリーが確認され、その後はこちらの期待通り順調に回復、一安心です。
この除細動器めったに使わない機器だけど、こんな時はあってよかったと心底思います。しかしめったに使わない機器だけに、医療機器業者によれば動物病院では普及率はまだまだ低いとか。心房細動や心室粗動の治療にはカウンターショック以外に確実な治療法がないだけに、これだけはもっともっと普及して欲しいなあ・・・。

ところで最近は空港や大都市の駅、大きなスタジアムにもこの除細動器が箱に入って設置されていますが、皆さんご存知ですか?ハートのマークのついたあの赤い箱(AEDと表記)です。そういえば最近は映画やドラマ(救急救命ER)などでもよく見かけますよね。

3月×日(晴)        

マスコミ報道によれば、なんと今年の獣医師国家試験のうち生化学の4問が事前に漏洩して問題になっているとか。数年前には歯科医師の国家試験漏洩が問題になっていたけど、今度は獣医師国家試験か~(>_<)。こんなことで獣医師の社会的信用が損なわれることがないことを願ってます。

3月×日(晴)        

今日は飼い主さんから、わんこ御守りをいただきました。長野の善光寺に御参りされた際、当院看板犬りーちゃんの顔がポッと浮かんだとのこと。ありがたいことです、本当に。ちなみにこの御守りは健康健脚・交通安全・延命長寿に効果ありとうたっています。りーちゃん長生きできるかなア。