11月 ×日(曇)
調べ物があって、休診日にもかかわらず久しぶりに大学の付属図書館に行って来ました。卒後2年くらいは都内の代診先からここまで頻繁に通ったから、本当に懐かしい。今回の訪問はかれこれ13年ぶりくらいかナ。
予定を早く終えたので、ちょっと寄り道して都内にて夕食をとってから帰ることにしました。目的のレストランに着いたら物凄い混雑ぶり、と思ったらお隣のイベント広場(中庭?)でなにやらクリスマスイベントの真っ只中。みんなケイタイで写真を撮っているので、私も周囲につられて意味もなく撮影。どうやら東儀秀樹がゲストでファンがもりあがっているみたいでした。もっとも私は彼よりも電飾の飾りつけのほうが鮮やかで興味をそそられましたが・・・。
11月 19日(晴)
今日でこの病院を開業してからちょうど3年になります。3年前の11月19日に開業して以降、毎年この記念日には1日がかりで病院の医療機器は言うに及ばず、天井裏の酸素パイピングから入院設備、はては駐車場の車止めまで総点検しています。とくに手術・麻酔関連の機器や救急救命機材は念入りにチェック、最後に除細動器などわりと使用頻度の少ない機器まで確認して全て完了します。もちろん今回も異常なし(^_^)v。
出入りの業者さんからはそこまでやることはないとよく言われますが、今の時代医療事故は信用失墜につながりかねません。寺田寅彦の”天災は忘れた頃にやって来る”じゃないけど、なにかあっては困るのでここだけは譲れない一線ですね。
11月 ×日(晴)
学会に行ったついでにちょっと足を伸ばして、愛媛・松山の道後温泉に行ってきました。松山といえば”坊ちゃん”、今年は夏目漱石が”坊ちゃん”を発表してからちょうど100年となる記念の年とか。
ちなみにこの写真は近くの八百屋のおばさんに撮ってもらいました。おばちゃん、ありがとう!\(~o~)/
11月 17日(晴)
夜の報道番組をのほほんと見ていたら、なんと国内で36年ぶりに狂犬病患者が発生、本日未明に死亡したとか。ビックリです。もっとも感染場所は国外(フィリピン)のようですが、世界的にみて日本のように狂犬病発生のない国のほうがはるかに少なく、隣の中国に至っては死亡者数が、
2004年=2651人、
2005年=2545人、
2006年(1月~9月までの統計)=2257人
という極めて深刻かつ悲惨な状況。
衛生状況は韓国もインドも似たりよったりとか。
制圧されているのは基本的に先進国かつ島国であり衛生概念の進んだ国(日本はもちろんですが英国、オーストラリアなど)、のみです。改めて日本はいい国だな~と思いました。(^_^)
11月 ×日(霧)
最近ミニチュアダックスフントにPRAという疾患が増えています。正確には「進行性網膜萎縮症」という病気で治療が遅れると高い確率で失明に至ります。
いままでは盲導犬のある家系に発生していたことが学術的なデータとして一部臨床家に知られていましたが、最近はなぜかミニチュアダックスに多く認め、当院でも月に1頭くらいの頻度で確認されます。いわゆる遺伝性疾患として分類されていますが、発生要因として近親での交配が強く疑われています。
網膜の詳細な観察(額帯式の双眼倒像鏡や眼底カメラ等)ですぐに確定診断出来ますので、散歩中にモノによくぶつかる等気がかりな症状がありましたらまずは動物病院を受診しましょう。
11月 9日(晴)
今日は休診日、重篤な入院患者もないので久しぶりに温泉に行きました。場所は小海町のスキー場に隣接する”りえっくす温泉”。軽井沢からはクルマで80分くらいの距離で八ヶ岳のふもとに位置します。お湯は黄色い鉱物質の湯花によってやや濁っていますが、これは源泉が直接湯舟に注ぎ込まれ、加水されていない為とか。確かにお湯が濃い感じで、疲れた体(肩こり・腰痛など)には実によく効く源泉かけ流し。しかもまだ知名度が低くわりとすいているのが嬉しいじゃあ~りませんか!?
個人的には”高峰温泉ランプの湯”(高峰温泉ホテルじゃないですよ!)が近隣ではいまのところ一番好きな温泉だけど、う~ん、”りえっくす温泉”も良いセンいってるかも。また行きたいなあ。
11月 ×日(晴)
知人の話によれば、在韓米軍は軍人の愛犬たちにマイクロチップの装着を徹底させているみたい。現在も続く北朝鮮の核危機で不幸にして武力衝突が生じた場合、軍人の家族はもちろんのこと、そのペットたち(=数万頭)をも国外の軍事基地に混乱なく速やかに退避させるための緊急措置とか。マイクロチップの普及は迷子をなくす意味では好ましいことだけど、最近は物騒な話題が多くて怖いのだ。
Microchipについて知りたい⇒
10月 ×日(霧)
今日は当院で保護していたワンコのあややちゃんのあらたな旅立ちの日です。このワンコ、もともとは佐久の保健所で処分される運命にありましたが、先月心ある方に引き取られその後当院で保護していた1才ちょっとの柴系雑種犬。あややに似ているのであややと呼んでみんなで可愛がっていましたが、ようやく里親さんが見つかって、メデタクも今日都内からお迎えのクルマがやってきた。
明日からはあややは都会のワンコになるんだな~。里親さんはご夫婦でバイオリンを奏でる素敵な方、時折広い自宅でコンサートも開催するとか。バイオリンの音色をいつも生で味わえるなんて幸せなワンコです。よかったね、あやや・・・(^O^)/
PS:あややちゃんは現在優しい里親さんのもとで”モモチャン”というあたらしい名前をつけてもらい、何不自由なく幸せに暮らしております。夏になったら遊びに来てくれるかな、ももちゃん?
10月 ×日(曇)
当院では12時~午後3時までの間は一旦病院を閉じています。この間にスタッフは食事をとったり、事務的な仕事をこなしています。一方、私と言えば比較的短時間で済む手術をしたり、往診に出かけたりしています。それ以外では仮眠(=お昼寝ともいう)をとることもあります。
なんで昼寝?と思われるかもしれませんが、この仕事は暇なときと忙しい時の差が激しく、緊急の手術などが入ったり重篤な疾患が重なってくるとまともに就寝時間は取れませんし、徹夜も珍しくなく、日頃から時間のあるときは体を休めておく必要があるのです。関係者以外にはなかなか理解しがたいことかもしれませんが、「緊急に備えてしっかり昼寝をする」ことも立派な業務のうちなんです。^_^;
10月 ×日(晴)
今回の表紙は「ハロウィンを楽しむりーちゃん」です。
かぼちゃのガラス容器に入った素敵なグリーンは、今は亡き名犬ラリィちゃんのお姉さんから贈られたもの。
そして、りーちゃんがしている可愛い首飾りはアメリカからチャーリーママが贈ってくれました。
Happy Halloween ! 2006