6月 ×日(曇)

先日3週間ぶりにりーちゃんのカテーテルを抜去しましたが、今のところ経過は順調で、以前ほどの涙目は認めず一安心。実際の抜去に際して鼻涙管開口部をつぶさに観察すると開口部そのものが漏斗状に約二倍拡張していることがわかりました。りーちゃんはエリザベスカラーから解放されてゴキゲン、私も効果が認められたので一応ゴキゲンなのだ。\(~o~)/\(~o~)/

  6月 ×日(晴)

当院の看板犬のりーちゃん、元々鼻涙管が詰まりやすくて今まで2ヶ月に1回のペースで鼻涙管洗浄を繰り返してきましたが、いまいち流涙が改善しにくいので、この際根治療法を決行。全身麻酔下で鼻涙管に極細の血管カテーテルを眼から鼻にかけて留置、しばらくはそのままにすることにしました。
かなりマニアックな処置ですが眼科テキストでは高く評価されている方法だけに、私もりーちゃんもかなり期待しています。(^_^)v

  5月 ×日(晴)

今日はパピヨンのパピちゃんが膝関節の手術にやってきました。パピちゃんの膝のお皿はうまれつき内側に脱臼しやすい状態にあったので、今回は膝のお皿の納まる大腿骨のくぼみを深く削って、安定性を持たせ、同時に筋肉の付着部位も変えてより自然な動きを取り戻すように定石どおり処置。パピちゃんが小さい子なのでいつもより緊張しましたが、ほぼ完璧な状態で手術を終了できました。パピちゃん、はやく元気になってね!!

  5月 ×日(晴)

今日は尿崩症のタロチャン(柴犬)がやって来た。いつもは都内の大学病院で定期的な処置をおこなっていますが、今回は飼い主さんと別荘にやってきたので、某大学病院のH教授の依頼で当院にて処置することとなりました。病を抱えているとはいえ、処置に対して極めて協力的であたかも全てを悟っているような感じのする子だけに、情が移りました。

  5月 ×日(晴)

今日は診療を終えた後、夕方から近くの大賀ホールでのコンサートを聴きに行きました。演奏はチョンミュンフン指揮東京フィルハーモニー演奏の「田園」と「英雄」。
ここ1ヶ月くらいはあまりにも仕事がハードだったので、久々に聴く音楽は心に染み入るようで、大変心地よかったです。
今日はホールの柿落としなのでソニーの大賀さんはじめ名だたる方々がいらしてました。
今後いろいろなコンサートが開かれると思われますが、いつの日か五嶋みどりの演奏も聴いてみたいと願っています。

  5月 ×日(雨)

よかった探し③
夕刻からホテルブレストンコートでの友人の結婚披露宴に出席。帰宅後往診を済ませひと息つくと、急患がありました。さっそくレントゲン等の検査をおこなって飼い主さんにお話しをうかがっていると、初診のはずですが、どこかでお目にかかった感じ。よくよく考えてみたら、なんと日本を代表する大女優のFさん!プライベートで軽井沢を訪れている様子でしたが、さすが女優さん、オーラがありました。こんな素敵な女優さんに会えるなんて、ああやっぱり軽井沢で開業してよかった。

  4月 ×日(曇)

よかった探し②
いよいよゴールデンウィーク入り直前です。通年ご滞在の方はもちろんですが、昨年当院の診療やホテル、トリミングをご利用いただきました別荘の方々が続々と軽井沢入りです。去年は開業して間もない状況であり、至らなかった点も多々あったのでは・・・と私自身多少不安も感じておりましたが、みなさんにリピーターになっていただけたようで一安心。非力ながら少しはお役に立てたみたいです。うまく表現出来ませんが、1年ぶりの再会には感動があります。ああ、やっぱり軽井沢で開業してよかった。

  4月 ×日(晴)

よかった探し①
今日はグリフォンコルタル(♂ 4歳)がやってきた。知る人ぞ知るフランスの希少犬種で、なんとトリュフを探す名人とか!それだけに原産国フランス(イタリーだという説もある)の対応も厳格で門外不出に近い状態とか。日本国内には数頭存在するのみ。大型犬で長毛種、目が隠れているだけに一見怖そうに見えますが、実は非常に賢く、性格はいたって温厚。飼い主さんいわく、「無理を承知でお願いして何とかフランスから連れてきた」とのこと。軽井沢でこそ出会える犬種かもしれません。このような珍しいワンコに出会えるなんて、軽井沢で開業して本当によかった。

  3月 ×日(晴)

三月も下旬ともなると、春休みのせいか軽井沢は愛犬連れの若いカップルや家族連れを中心に俄然賑やかになってきました。ここ軽井沢は避暑地としての文化と歴史があるためでしょうか、愛犬を連れて軽井沢に来られる有名人も多く、最近は日本を代表される著名な方々にも当院をご利用頂いており、良い意味で緊張感をもって仕事に励んでおります。獣医師という仕事を通して、改めて軽井沢という地域の特殊性を実感する今日この頃です。

  3月  ×日(晴)

今日はかわいいアンちゃんがやってきた。アンちゃんは13歳になるダックスフントのおばあさん(^O^)/。最近ちょっと調子が悪いと思ったら、なんと子宮蓄膿症を患っていました。13歳という高齢だけに腎不全も併発しており、今後の処置については私も悩みましたが、根治を目指してあえて手術に踏み切りました。結果は大成功!\(~o~)/
アンちゃん、これを機にもっともっと長生きしてね、動物愛護協会から表彰されるくらいまで長生きしてね。