8月 ×日(晴)
本日ロージーちゃん(♀、13歳)がつらい闘病の末、旅立ちました。死因は消化管内に発生した悪性腫瘍です。当院を受診した際は嘔吐を繰り返し衰弱しきっており、根治をめざして緊急におなかを開けましたが、すでに播種状態。なすすべもなく閉腹しました。事情を伺うと、飼い主さんはけっして看過したわけではなく、近隣の動物病院を長期にわたって受診していたものの充分な検査(X線による消化管造影)がなされず、吐き気を止めるだけの対症療法に終始していたために結局手遅れになったもよう。本当に罪な話です。もう少し早く当院を受診してくれていたらと思うと、とっても、とっても残念でした・・・(-_-;)合掌
8月 ×日(晴)
あまりにも病院が忙しすぎるので、あらたにスタッフ2人が加わりました。U(AHT)とOさん(AHT&トリマー)です。まだ当院の環境にもお仕事にも充分慣れてはおりませんのでご不便をおかけすることもあるかと思いますが、今後とも宜しくお願いします。
7月 ×日(晴)
今日はロイヤルファミリーのワンコがやってきた。
ここ数日は特に忙しくて疲れ気味でしたが、世が世なら私なんぞはお近づきにもなれない方々だけに私もさすがに緊張しました。
これを機に”旧軽井沢ロイヤル動物病院”に改名しようかなあ(~o~)
7月 ×日(晴)
今日はマージちゃん(♀)とワルテルちゃん(♂)がやってきた。ともに性格が穏やかなことで知られるバーニーズマウンテンドッグです。飼い主さんはハードボイルド作家として活躍中の馳先生だけに、愛犬たちもかなり知的な顔つき!ちなみに今回軽井沢での生活は、愛犬たちの体調を考えての滞在とか。本当に幸せなワンコたちですね(*^_^*)

7月 ×日(霧)
きょうは料理研究家の山本麗子さんの愛犬ハッピーちゃんがやってきた。りーちゃんと同じキャバリアの女の子。まだ70日齢なのであどけなさが残っています。山本さん自身はTV収録等で忙しく、今回は留守を預かる方が抱っこして連れてきました。あまりの可愛いさに許可を得て写真を撮らせていただいたところ、HPにアップしてもよいとのお返事を頂き、当HPに掲載するはこびとなりました。りーちゃんも”キャバ友達が増えて嬉しい”と喜んでいます(^O^)。でもまだハッピーちゃんはワクチンネーションが終了していないので、一緒に遊べるのはもう少し先になりそうです。

りーちゃんのお友達
7月 ×日(晴)
きょうはシーズー犬のアイツちゃんがやってきた。飼い主さんはなんと有名プロデューサーNさんと息子さんでメジャーな若手二枚目俳優N・Yさん。N・Yさんはテレビで拝見するよりずっと男前!さすがです。米国での活動も長いようで、流暢な英語が印象的でした。うちのりーちゃんをみて、美人だと褒めてくれました。
”うれしいんだワン!”(りーちゃん談)
7月 ×日(晴)
きょうはスパニッシュ・マスチフのフクちゃんがやってきた。フクちゃんはなんと体重が80~90kg(もちろん私より大きい!)、ダイエット前はなんと100kgをゆうに越えていたとの事。わたしが今まで診て来た犬種のなかでももちろん最大級、ちょっとした力士なみです。大きいだけにお散歩に行っても周囲から敬遠されてしまうのが飼い主さんの悩みの種とか。性格はいたって温厚ですがその巨大さゆえに見ず知らずの方が驚かれるのも無理はありません。当院にきた時もとってもおとなしく、しつけも行き届いているだけに、お散歩で敬遠されがちなのはちょっと気の毒でした。それにしても犬という動物の多様性はすごいですね~・・・1kg前後のチワワも犬ですし、100kgに達する勢いのマスチフも犬ですから。
7月 ×日(晴)
夕方の往診の帰り道、ぶらりと近くの本屋さんに入りなにげなく手に取った本が「動物病院119番」(文春文庫)。横浜で古くから開業しているかなり有名な先生(=兵藤哲夫先生)の著作であり、一般向けの本としては素晴らしい内容でした。私のような青二才が言うのも失礼な話ですが、非常に好感が持てました。あらたに動物を飼おうと考えている方にも、今動物を飼われている方にも、そして高齢動物を抱えて将来に不安を感じずにはおれない方にも、この本を一読されることをおすすめします。機会がありましたら、ぜひ手にとってみてください。ちなみに著者は、大学の同級生の父上なんです。
6月 ×日(曇)
先日3週間ぶりにりーちゃんのカテーテルを抜去しましたが、今のところ経過は順調で、以前ほどの涙目は認めず一安心。実際の抜去に際して鼻涙管開口部をつぶさに観察すると開口部そのものが漏斗状に約二倍拡張していることがわかりました。りーちゃんはエリザベスカラーから解放されてゴキゲン、私も効果が認められたので一応ゴキゲンなのだ。\(~o~)/\(~o~)/
6月 ×日(晴)
当院の看板犬のりーちゃん、元々鼻涙管が詰まりやすくて今まで2ヶ月に1回のペースで鼻涙管洗浄を繰り返してきましたが、いまいち流涙が改善しにくいので、この際根治療法を決行。全身麻酔下で鼻涙管に極細の血管カテーテルを眼から鼻にかけて留置、しばらくはそのままにすることにしました。
かなりマニアックな処置ですが眼科テキストでは高く評価されている方法だけに、私もりーちゃんもかなり期待しています。(^_^)v
