6月○日 (書いているのは 7月○日です)
午後は「蜂蜜色の村」として有名なコッツウォルズへ。
緑豊かな丘陵地帯には、
かつて羊毛産業で栄えた小さな美しい村々があります。
羊毛産業が衰退したのちも乱開発されることなく、
豊かな自然や石造りの可愛い家並みが残っていて、
大人気の地方です。
しばらく前にNHKでも特集番組がありましたね。
(あれは確かチッピング・カムデンの
キフツゲート・コート・ガーデンだったかしら・・)
まずはボートンオンザウォーターへ。
村の中心を流れる小川、ウィンドラッシュ川には
小さな可愛らしい橋がいくつもかかっています。
川のほとりでくつろいでいると、時間がたつのを忘れてしまいます。
橋の真ん中にいるのがワタクシです。
その後はウィリアム・モリスが愛した村バイブリーへ。
ここも村の中心にはきれいな川が流れています。
橋を渡るとすぐにあるのがアーリントン・ロウ。
蜂蜜色の石で造られたコテージは
かつて羊小屋として建てられ、
後に毛織物職人の作業場兼住居として使われたそう。
そして今でもちゃんと人が住んでいるそうです。
築700年!
地震がないし、石造りだから長持ちするのねー。
アーリントン・ロウ
それにしても毎日大勢の観光客がゾロゾロと家の前を通って、
(通るだけでなく写真を撮ったり、眺めたり・・
さすがに覗き込む人はいないようですが)
住んでいる人達はウンザリしないのかなぁ?
川沿いにはナショナルトラストが所有・管理しているフットパス(散歩道)があって、
絵のようにきれい。
人懐っこく寄ってくる鴨にお菓子をあげると、
口コミ(?)で次々と鴨が集まってきました。
前に出てくる子達ではなく、
後ろの方で控えめにしている弱そうな子に届くように、投げてあげました。
6月○日(書いているのは 7月○日です)
翌日はオックスフォード・ウッドストックにある世界遺産、
ブレナム宮殿の見学です。
見事な風景式庭園で有名ですが、
私にとってここは「りーちゃん所縁の地」と云う事で、
絶対にはずせない場所です。
(因みにサー・ウィンストン・チャーチルもここで産まれています)
むかーし昔、このお城の主マールバラ公は戦いに出かけました。
お城で留守を守っていた公爵夫人は、
お味方の勝利と公爵の無事のお帰りを祈りながら
毎日過ごしていました。
公爵夫人は膝の上にいつも、
1匹のお腹の大きい雌のチェスナット&ホワイトのキャバリアを抱いていました。
そして公爵の無事を祈りながら、
そのキャバリアの頭を撫でていました。
公爵は無事ご帰還。
そしてキャバリアも無事出産しました。
産まれた仔犬達は、あ~ら不思議、
みんな頭に斑点がありました。
それはちょうど、公爵夫人が母犬を毎日撫でていた場所と同じ場所だったのです。
以来その斑は「ブレンハイムスポット」と呼ばれるようになりました。
そしてチェスナット&ホワイトの毛色を
「ブレンハイム」と云うようになりました。
りーちゃんの毛色はブレンハイム、
そして頭にはブレンハイムスポットがちゃんとあります。
宮殿にはりーちゃんの親戚、いるのかなぁ。
貸切バスは第一の門を通過しましたが、
なかなか第二の門にたどり着きません。
それはそれは広大な敷地です。
ようやく着いた門も立派!
宮殿の中も豪華絢爛!
りーちゃんのご先祖の絵もありました!!
りーちゃんへのお土産に、その絵葉書を求めました。
気に入ってくれるといいな。
とにかく豪華で、とにかく広い!
6月○日 (書いているのは 7月○日です)
またまたキツイ移動日。
荷物出しと朝食を済ませ、
朝8時半にはホテルを出発です。
でも他のツアーでは5時出発でホテル着は21時などといった強行軍もあるそう!
私にはとても無理。
今回このツアーを選んだのも
「ゆったり周遊」なのと、
ホテルが良いのと、
ロンドン滞在が長いのがその理由。
ヒルトップへ行くのと、
ブレナム宮殿へ行くのも外せない理由。
さてバスはストークオントレントへ。
最初にウェッジウッドセンターを見学です。
洋食器は大好き。
ブランドに関わらず、鳥が描かれている物を集めています。
ウェッジウッドではクタニクレーンとパッションバードがお気に入り。
鳥の図柄で何か新作があるかなぁ。
社の歴史や古い貴重な食器などの展示を見たあとは、
職人さんが実際に絵付けしたり、
アクセサリーを作っているのを見学。
出口には正規品売り場とアウトレットのコーナーがありました。
あいにく鳥の図柄はない模様。
アウトレットは安いは安いけど
プリントがずれ過ぎていてちょっと・・ね。
ランチはセンター内にあるレストランで。
さすがに食器はすべてウェッジウッド。
サーモンのグリルが美味でした。
バッグに忍ばせていたお醤油をちょっと垂らしてみたら、
また格別の美味しさ!
お醤油万歳!!
午後はシェイクスピアの故郷、
ストラトフォード・ハポン・エイヴォンへ。
シェイクスピアゆかりのホーリートリニティ教会と、
奥さんアン・ハサウェイの実家、
そして彼の生家を見学しました。天才はここで育ったのか・・。
シェイクスピアは私にとって、脚本や舞台より映画で身近でした。
ケネス・ブラナーや黒澤明などが監督した作品(から騒ぎ・ヘンリー5世・ハムレット・乱・蜘蛛巣城)。
でも一番好きなのは「恋に落ちたシェイクスピア」!
(って、これ、シェイクスピア作品ではありませんが・・(^^ゞ)
実話ではないし、
真のシェイスクピアファンは「デタラメにもほどがある」と怒っているそうですが、
この映画には夢があります。
恋する気持ちを忘れてしまっていても、胸がキュンキュンします。
そして音楽が素敵!
そもそもシェイクスピアと云う人物は実在せず、
名前を出せない貴族のペンネームだと云う説もあるくらいですし・・。
シェイクスピアの生家
帰国したら、当院にも良く来てくださる菊五郎さん菊之助さんの、
NINAGAWA「十二夜」を歌舞伎座に見に行く予定なので、
一層感慨深く見学出来ました。
6月○日 (書いているのは 7月○日です)
その後はボウネスでの自由散策。
持ち時間は2時間。
これではニアソーリー村に戻る余裕はありません。
ウィンダミア湖は右岸と左岸のアクセスが難しく、
往復にはかなり時間がかかるのです。
そこでボウネスの「ベアトリクス・ポターの世界館」を見に行くことに。
ここでは作品の名場面の数々が、
ジオラマで忠実に描かれています。
本来は子供向けの施設なのでしょうが、
活き活きと再現されており
決してチャチではないので、大人でも充分楽しめます。
特に作品全てのストーリーを熟読している私にとっては、
登場人物の一人になったような気分!
可愛い外人の子供達に混じって喜んで遊んでいたら
2時間はあっと云う間でした。
ピーターやベンジャミンバニーやナトキンやトム達に囲まれて、
それはゴキゲンなひと時でした♪
子供を救おうとするベンジャミンバニー達
その後は橋の上にある小さな家「ブリッジハウス」などを見て・・・
これがブリッジハウス。
橋の上に建っています。
ここもナショナルトラストが管理しているそう
その後ホテルへ戻りました。
素敵なお部屋でゆったりくつろぐのも、
また楽しいひと時です。
6月○日 (書いているのは 7月○日です)
ランチの後はいよいよヒルトップへ♪
大変人気がある名所なので入場制限があり、
予約しないと入れないし、遅れたらアウトなんだとか。
さらに最近は、ベアトリクス・ポターの生涯が映画になったため
その人気に拍車がかかっているそう。
確かにすごい人。
村の中心部からは小さなバスに乗り換えて行きます。
予約の時間は10分刻み。
くじ引きで最後ににチケットを受け取ると、
なんと、ツアーのお仲間うちで一番早い時刻!
残り者に福。
ありがとう神様!
ありがとうピーターラビット!
建物の中を見廻すと懐かしい気分になります。」
それもそのはず、
家具や階段は絵本に出てくるそのままですし、
窓からの眺めなども絵本のとおり。
ただ違うのはその視点。(とサイズ)
絵本の中では人間が見る角度ではなく、
登場する動物の視点から描かれています。
トムとモペットとミトンとママ
入り口が同じ!
あまりにも有名な「ピーターラビットのおはなし」と
一連の絵本については、皆さまもよくご存知と思いますので
ここではあえて詳細を記しませんが、
一人っ子の私にとってピーター達は
ずっとずっと心の友でした。
(もちろん今も!)
幼い頃から夢にまで見た場所に立っている喜びは、
とても言葉では言い表せません。
ただその思いはかなり特殊なオーラを放っていたらしく、
色々な人(他のツアーの添乗員さんや館内スタッフ、外人観光客など)から、
「個人旅行ですか?」
「よほどお好きなんですね!」
「どこから来たの?」
「写真とりましょうか?」など話しかけられました。
思いの丈を熱く語りたいところでしたが、
グっとガマンして、平常心で返事をします。
残念ながら館内は撮影禁止。
そしてそろそろ集合の時間です。
見るもの全てを記憶に深ーく刻みつけ、
離れがたい思いで泣く泣くバスへ戻りました。
いつかもう一度、絶対来たい!!
6月○日 (書いているのは 7月○日です)
今日は、憧れのニアソーリー村、
かの有名なヒルトップへ行く日です!
ちょっと早めに支度をして、のんびりと朝食を頂きます。
美しい庭を見ながらガラス張りのテラスで頂く
イングリッシュブレックファスト。
なんて優雅な気分♪
「イギリスは料理がまずい」と巷間ささやかれておりますが、
どうしてどうして、今のところ文句なし。
と言うより、むしろアメリカなどより繊細な味付けで
美味しいと思いました。
まずはワーズワースの暮らしたグラスミアへ
。ワーズワースが毎日通い、
そして彼と家族のお墓があるセントオズワルド教会を見学。
近くには彼がよく購入したと云うジンジャーブレッドのお店がありました。
今も変わらぬレシピで、人気のお店だそうです。
もちろん購入。
その後はダヴコテージへ。
想像より小さい家でした。天井も低く、室内は暗くてちょっと住みにくそう。
でもお掃除はラクそうです(~o~)
ダヴコテージ
6月○日 (書いているのは 7月○日です)
ランチの後はケンダルにあるレベンスホールへ。
有名なトピアリー庭園では
王冠の形や鳥の形など、さまざまなトピアリーが楽しめました。
その数やスケールに圧倒されます。
私が知っていたトピアリーはせいぜい植木鉢サイズでしたから。
鳥の形、わかります?
また少し移動して、
今度はウィンダミア湖を船でボウネスからアンブルサイドまで遊覧。
白鳥の親子がのんびり泳ぐ先には
素敵なお屋敷が見えたり、
対岸近くには巧みにヨットを操る人がいたり。
のどかで美しい眺めです。
その後は一路ホテルへ。
着いたのはまるでお姫様が住んでいるような素敵な館!
内装もロマンティックです。
もともとはシックなインテリアが好きで自宅もシンプルなので、
たまにはこう云ったゴテゴテっとした家具や調度品もいい感じ。
窓からは庭と湖が見えます。素敵な夢を見られそう!
お部屋の窓からの眺め 湖も見えます
6月○日 (書いているのは 7月○日です)
3日目は移動日。
スコットランドから国境の町グレトナグリーンを経て
イングランドは湖水地方に向かいます。
移動日の朝はキツイ(@_@;)
朝の弱いワタクシには特にツライ。
8時半にはホテルを出発するので、
逆算すると起床は6時。
シャワーと仕度で1時間。
30分で荷物をまとめスーツケースを部屋の外に出し
7時30分から朝食。
一旦部屋に戻り歯磨きをして、
出発5分前にはロビーに行くのが目標。
それでも他のツアーに比べたら
かなりゆったりしたスケジュールなのです。
延泊も多いし、
少人数なので貸切バス(ベンツのバス!)も
一人で4席は使えるし。
移動のバスでは寝ていようかなーと思っていましたが、
とんでもない!
車窓からの眺めはとにかく素晴らしいの一言!!
どこまでも続く緑の丘、
広々とした草原を区切るのは緑の低木、
その中にはのーんびりと草をハグハグする羊さん達。
日本と違って看板が全くないし、
高速道路の標識も必要最低限。
夢にまで見たイギリスの田舎の風景が
どこまでも目の前に広がって、
いくら眺めても飽きない風景です。
もったいなくて
とても寝てなどいられません。
羊の親子!
出来ることならあの羊さん達と一緒に寝転がって、
雲の流れるのをずーっと眺めていたいなぁ。
2007年 6月○日 (書いているのは 7月○日です)
皆さま、しばらくでございます。
実は2週間のお休みを頂戴して、
院長先生とりーちゃんを残し、
長年の念願であったイギリス周遊の旅へ行って来ました!
前日まで仕事が山積み、
泣きながら荷造りし、クタクタのまま何とか出発。
機内ではグゥグゥ爆睡しちゃいました。
フラットシートだったので、とっても快適で、よーく寝られました。
約12時間のフライトで、ロンドン着。
国内線に乗り換え
エディンバラには夕刻到着。
ライトアップされたエディンバラ城や美しい町並みに見惚れつつ、
貸し切りバスはお城のすぐ近くのホテルに。
ここでも爆睡し・・・
翌朝は完全復活。
半日観光ではエディンバラ城やホリールード宮殿、
カールトンヒルなどをゆっくり見学。
なかでも気に入ったのは
スコットランドの忠犬ハチ公もとい忠犬ボビー。
亡くなった飼い主さんのお墓を
14年も守り続けたボビーの銅像とそのお墓がありました。
りーちゃんは私のお墓を守ってくれるかなぁ?
先生とりーちゃんを懐かしく思い出しながら、
エディンバラの夜は更けていきました。
ボビーはスカイテリアだそうです
6月○日(晴)
なんとなく鬱陶しいお天気の今日この頃ですね。
そんな時はこの歌を聴いて、皆さま元気をお出しください!
Click here!
「キャ~ボ~リ~キ~ングチャ~スパ~ニョ~♪」
妙になまった発音が笑えます(*^。^*)
歌詞もなにげに可笑しいです(^◇^)