2021年5月〇日

当院向かいの内科医院右隣で
現在大きな建物の建設が進んでいます。

来院される方にはよく、
「大きなマンションが出来るんですか?」とか、
「ホテルの建設ですか?」、「町の公共施設ですか?」
とか質問されますが、正解は「新たな美術館を建設中!」です。

名称は「軽井沢 安東美術館」
レオナール・フジタ(藤田嗣治)作品が多数展示されるとあって、
将来軽井沢の観光名所にもなるのではないでしょうか。
私も大いに期待しています。(^O^)/

完成は2022年秋とのことでちょっと先になるけど、
本当に楽しみです。

2021年5月〇日

国内に登録のあるの人気犬種トップ3といえば、ここ10年常に
1位トイプードル  2位チワワ  3位ミニチュアダックス
だそうですが、最近人気があるのが小型の柴犬です。

実際の診療でも、小型の柴犬(特に豆柴、あずき柴といった
体重が4㎏に満たないかなり小さめの柴犬種)
を診る機会が明らかに増えてきました。

体格が小型化しただけでなく、室内犬としてなじみやすく、
まずほとんど鳴きませんし、非常に温和な性格です。
仔犬の頃の性格を残して成長している、といった方が適切かも。

野性味あふれる従来の精悍な柴犬もいいけど、
豆柴、あずき柴の「人の良さ」は格別ですね。(*^_^*)

2021年5月〇日

相変わらず世の中は新型コロナ一色ですが、
最近になって私達獣医療の分野でも
一部の動物用医薬品や処方食の輸入困難から
近年まれにみる供給不足に陥ってしまい、
全国の動物病院が頭を抱えております。
もちろん人体用医薬品で代用出来るものもありますが、
動物用でしか存在しない処方食などについては、
非常に切実な問題となっています。

発売元によれば、新型コロナの影響下で原材料の流通が滞り、
最終的に海外の製造工場が稼働停止に追い込まれたとか。
5月21日現在、生産再開のめども立っていないといいます。

いずれにせよ、
海外で原材料調達・生産→国内へ輸入→動物病院へ販売、
という流れにあってはどうしようもありません。

このような状況下がいつまで続くのかわかりませんが、
一日も早く、通常の生産流通体制に戻ってくれることを
願うばかりです。

2021年2月〇日

なぜか左目の乱視が進行してしまい、いまいち調子が悪いので
先日思い切って眼鏡を新調しました。

視力検査を実施して、乱視の度数を調整したら、
驚くくらい良く見えて(当たり前といえばそれまでですが)
細かい作業がとっても楽になりました。
特に左目に負担をかけてきた訳ではありませんが、
加齢に伴う乱視の進行もあるみたいです。

本日超小型犬(1.4kg)の骨折整復手術を実施しましたが、
いつも以上にスムースにはこびました。
これって、視力調整の賜物かな、と思いつつ、
若い頃お世話になった先生に言われたひと言を思い出す。
「目と歯は若い頃から大事にしておけ!」
まさにその通りだと実感した1日でした。

2021年2月〇日

新型コロナ対策に、新たな機器を導入しました。
IHIの医療機関を対象としたオゾン空気清浄&燻蒸機です。

通常は空気清浄機として機能させておいて、
ヒトや動物がいない安全な状況下では、
速やかなオゾン燻蒸と後処理(オゾン回収)が
可能になるというスグレモノ。

日赤をはじめとする多くの医療機関で採用されている機器だけに、
オゾンの脱臭効果もかなり強力で、特に電気メスに由来する手術室の
ニオイがとれたときは、期待以上の効果に感動しました。
他の医療機器のように、直接仕事をサポートしてくれるわけではありませんが、
新型コロナ変異株の蔓延が危惧されているいま、
飼い主さんはもちろん、動物たちにもより安全な環境を提供するために、
出来る限りの対策はしていこう・・・、そう考えての導入でしたが、
院内の労働環境改善も大切です。
導入して本当に良かったと思う。

2021年2月〇日

郵便局へ行く途中、
矢ケ崎の池でくつろぐカモたちを見つけました。
以前通った際にはパンがなくて申し訳なかった(?)ので、
本日はポケットにパンを忍ばせてやってきましたよ (*^_^*)。

案の定、パンをあげたら喜んでくれた!

空腹だったのか、いっせいにやってきてパンをねだられた。
いつまでもついてくるのでちょっと焦ったけど、
けっこう楽しい、癖になりそうな情景でした。

2021年2月〇日

最近「自動分包機」の調子がいまいちなんです。

医療機器であり、名前の通り粉や錠剤のお薬を、
1包ずつ自動で分包してくれる病院の必需品。
こちらで分割分包せず、飼い主さんご自身で
分割して投与してもらうという方法もありますが、
当院では、内服量、内服頻度のわかりやすさから、
サービスの一環で使用することが多いかも。

単純な造りで壊れるところなんてないはず・・・でしたが、
最も触れる場所、スタートボタンスイッチの接触不良で、
押しても無反応のことが増えてきました。
やばいな、こりゃ。

さっそくメーカーに問い合わせたところ、
すでにフルモデルチェンジで修理対象外とか。

あくまで一般論ですが、自動分包機はどこも
10年ほど経つとメーカーのサービス対象から外れ
関連部品すら生産されなくなるらしい。

参りました・・・(T_T)/~~~。機械とはいえ、
長年一緒に働いて愛着わいているんです。
いきなり入れ替えを勧められても、
そう簡単に諦められないのだ。
医療機器がデジタル化・ハイテク化する中において、
うちの唯一のアナログ機器だけに愛情もひとしお。
単純な作業しかできないだけに可愛いんですよ。
担当者に私の分包機愛を説いてみると、
この機器はヒットモデルだけに愛用者も多いらしく、
今回は「担当者の急な思い付き?」、ということで、
一応裏ワザで修理の方法を教えてもらいました。

後日ポストをのぞいたら、
後継機種のパンフレットが届いていたけど、
もうしばらくはこの機器でいこうと思う。

2021年1月〇日

雪が少なくて今季使う機会がないかな~と思っていましたが、
やっぱり今年も除雪機を使いました。
本日、ほぼ一年ぶりの運転です。

購入から16年ほど経っていますが、
2年前にはレストアしたり、昨年はバッテリー交換したりして、
大切に扱っているので、常にベストコンディション。
冬しか使えないのが惜しいくらいです。(*^_^*)

2021年 1月〇日

2021年、1月5日が当院の仕事始め。
今年も皆さまのお役に立てるように
がんばってまいります。(^_-)-☆

さて今年もコロナ禍にあって出かけることはなさそうですが
昨年来あまりにも運動不足なので、お隣の矢ケ崎公園まで
人のいないときを選んで散歩し、途中で池の様子を見学しました。

今季の軽井沢、積雪は少なめ、一方寒さはやや厳しいようで、
矢ケ崎の池がかなり結氷していました。
この池、ひと昔前は全面結氷も珍しくなかったらしい。
結氷していないところには、カモたちが身を寄せ合っていました。
見るからに寒そうで羽を膨らまし、脅かさない様に静かに近づくと、
なんとこちらに寄ってきた。
どうやらおなかが空いていたみたい。

かわいいね、
今度来るときはカモちゃん達にパンを持ってこようかな。

2020年12月〇日

今年も残すところあと3日・・・。

今年最後の外科は、急患がなければですが、
にゃんこの避妊手術になりそう。

おなかの術創を舐め壊さないように、術後は
当院特製の可愛いチョッキを作って着せています。(*^_^*)
このチョッキ、術後麻酔から覚めるまでの短時間に、
タオルからワタシがいい感じで作成していきます。

アリーちゃんはピンクがよく似合っていますよね。

2020年11月〇日

夕方6時を過ぎ、病院を閉めようとしていたら、
突然の大音響!

入院中のわんこもびっくりして鳴きだした。
あわてて確認したところ、どうやら隣の矢ヶ崎公園で
花火の打ち上げが開始されたみたい。

事前にアナウンスされることもなかっただけに
大変驚きましたが、約20分くらいの間の花火打ち上げ。
時の経つのも忘れてしばらく眺めていました。
コロナ疲れの昨今、少しだけ心が和みました。

2020年11月〇日

自然が豊富な軽井沢だけに、
病院の周りには野鳥が多く住んでいるので、
これから冬を迎える野鳥のために、
今日は手作りのエサ台を設置することにしました。

いざ設置するとなると、
数日間は設置場所の選定で悩んでいましたが、
当初の予定通り、家の中からよく観察できる
北側のトイに取り付けることにしました。

実際の設置に際しては、
台そのものは家にあった桐の箱のふたを利用し、
トイへの取付は病院で使用している整形外科用の
レジンを転用してみました。

とりあえずひまわりの種を入れたら完成ですが、
レジンの色が黄色で目立ってしまい、
少し気になっています。

2020年11月〇日

今日は烏骨鶏のジュリアちゃんがやってきた。

とっても穏やかな性格で、先住のわんことも仲良しとか。
時にはわんこと一緒にお部屋でお留守番もするらしい。

野菜をあげたらとっても喜んで、
葉脈を除いた青い葉のところを丁寧についばんで
完食です。(*^_^*)

2020年11月〇日

今日は大変怖い体験をしました。

若いわんこがお肉を丸呑みしてのどに詰まらせて来院。
来院した段階で、すでに息苦しい(低換気かつ低酸素)状態です。

食道に異物など詰まらせた際の除去は、
通常レントゲン画像で閉塞部位を確認して、
麻酔導入→気管挿管→麻酔維持(人工呼吸器)→内視鏡
といった順で作業していきます。

まれに開口障害あるケースでは直接気管が目視出来ませんから、
麻酔導入→気管切開(のどを切開)→麻酔維持(人工呼吸器)→内視鏡
になります(動物では人のような経鼻挿管は出来ません)。

 今回は、やや口腔に難があったものの、
幸いにも食道入口直前に存在する異物でしたので、
長い鉗子を使って気管切開せずに異物除去に成功しました。

というわけで、結果はよかったものの、怖い思いをしました。

おもちゃを含めなんでも飲み込むわんこ、
正月にお餅を食べているわんこ、
食べること大好きで丸呑み傾向のあるわんこ、
本当に注意してくださいね。

異物その① 大きすぎるお肉(厚いステーキ)

異物その② ボタン電池 (隣は内視鏡用の異物回収ネット)

2020年11月19日

今日は当院の開業記念日。
開業して本日でまる17年経ちました。

本当は外食で祝いたいところですが、このコロナ禍にあっては
巣ごもり状態で静かに祝うしかありません。

ああ、本日から18年目に突入するのか・・・。
これまでに東日本大震災や御岳山の噴火、千曲川の氾濫など
災害列島日本ならではの様々なことがあったけど、
まさか2020年にコロナウイルスのパンデミックが起こるなんて、
そのあおりを受けてオリンピックまで延期に追い込まれるなんて、
本当に想像できませんでした。
近い将来有効なワクチンが開発されるとの希望的観測もあり、
実際中間報告で有効とされたワクチンの開発もなされているようですが、
少なくともその時までは3密を避けて換気をするしかありません。

当院でも、3密回避の予約診療に加えて換気対策を取っていますが、
外気温の低いこれからの季節は大変です。

院内はその構造上、強制換気システムが常時稼働していますが、
より換気量を増すために、定期的に窓を開放するなどの対策をとっています。

こうなるとせっかくの暖かい空気が排出されて、
その結果、待合室が寒いと感じられる方もいらっしゃると思います。(+_+)

というわけで、これからの時期、こられる際には、ぜひ厚着していらしてください。

2020年10月6日

新型コロナウイルスのせいで、
ほとんど家から外出することもなく、
まるで隠遁者のような生活していましたが、

本日、この春に中止されていた軽井沢町の
狂犬病予防集合注射が実施されることになり、
久しぶりに出かけました。

あいにく台風と前線の影響で、朝から激しい雨。

とはいえこれは雨天決行ですから、雨具を着たうえで、
マスクにグローブ着用、フェイスシールドも装着という
重装備で出かけました。

雨で視界がにじんで手元が見えづらく、注射がしにくい!(+_+)
う~~~ん、間違えて自分の手に注射しそうです。(*’ω’*)
自分の手ならまだしも、飼い主さんの手に注射針刺したら
えらいことですね。

「こんな悪条件の重なる中での集合注射、
今後はありえないだろうな~」、
なんて思いながら一日を過ごしました。
晴れ男なのにね。

こんな日になるはずだったのにね(画像は病院前の大賀通りです)。
それにしてもいつになったら新型コロナ、終息するのやら・・・。
いや、終息はないんだよね、共生か。

2020年9月〇日

オンラインセミナーにはまっています。

新型コロナウイルスの蔓延で大きな学会が軒並み中止・延期に追い込まれ、
今後どうなるんだろうと不安な気持ちで事態の推移を見ていましたが、

3密を避け、感染リスクを下げる目的で始まったオンラインセミナー、
意外と便利で使い勝手が良くていけてます、予想と違ってました。

まず第一に、都内や横浜等、遠くの会場等まで出かけなくていい。
時空の壁を打破した感じでラクです。

第二に、自分のペースで聴講できる。
ライブでの講演を除けば、時間的な制約がありません。

第三に、聞き逃したところを再生することで、改めて確認出来ることです。
とっても実践的でいい話なんだけど、なんだか早口で聞き取りにくい、
といった話し方する先生もいますから。

一方、いい点ばかりでもありません。
外に行きませんから、季節感はありませんし、
同級生と会うこともなく、なにより生活が単調です。

でも、今後はこれがスタンダードになるのかな。

2020年6月〇日

立て続けにわんこの膀胱結石の手術を行いました。

そのうち、後の方で手術したわんこ、
昨日飼い主さんに摘出された結石をお見せしたところ、
一言、「うわ、大きい方はマカデミアナッツみたい!」
と驚かれました。

言われてみれば、なるほどその通り!
言い 得て妙、すばらしい表現力です。

あたらめて、飼い主さんの鋭い表現に感心しました。

2020年6月〇日

血液生化学分析装置の不調が改善しないので、
思い切って新たに最新モデルの後継機種を導入しました。

以前の機器も便利で汎用性に富んでいましたが、
1回に1検体しか処理出来ませんでした。
今日に至るまで、大切に使ってはきたものの
開業以来の酷使、酷使で満身創痍 (T_T)。
引退、お疲れさまでした。

今回の機器は1度に5検体を同時にセットでき、
単位時間あたりの仕事量はかなり強化されています。

さらに、緊急時に優先される検体の割り込み機能も装備され、
仕事の効率化がはかれてもう最高!(^_-)-☆
なによりカチャカチャと一生懸命に動く様子が外部から観察でき、
非常に気に入っています(あえてカバーを開放して眺めています)。
上手く表現できませんが、見ているだけでも結構楽しい機器です。

不思議なことに、単なる機械なのに、愛着がわいてくるんですよ。
あえてたとえるなら、
新車を購入した時の喜びやわくわく感に似た感情かも。

2020年6月〇日

例のシジュウカラの巣が、ちょうど二階の窓から
見下ろせる絶好の位置にあるので、観察に最適です。

朝はもちろん、昼間も仕事の合間に時々見ていましたが、
昨日の夕方、なんと雛の6羽すべてが巣立ってしまいました。

無事に巣立ってくれてよかったのですが、
ちょっと寂しい・・・。

予期していたことですが、
かなり寂しい・・・(T_T)/~~~

巣立ち後、改めて散水栓の中を確認しましたが、
きれいな苔のじゅうたん厚く敷いて、結構快適そう。

ただ、雛6羽が生活するにはやや窮屈そうなので、
今後はもう少し広めの巣箱を用意してあげようかな。
あるいは散水栓の栓そのものを取り外そうか。

なお、調べたところ、
この散水栓の穴の径(親指よりちょっと太いくらい)が、
シジュウカラにとって絶妙の大きさみたいで、
スズメなどと違い、低い位置に巣を作ることを好むとか。