2021年9月〇日

新しい分包機を導入しました。
今の機械、いろんな所が傷んできて、それでもなんとか
工夫に工夫を重ねて使ってきましたが、もう限界です。
部品ないみたいだし。(T_T)/

機械とは言え18年間仕事を共にしてきただけに
もう使えないと思うと少し寂しくなりました。

下取り前日に「今までありがとう!お疲れ様でした」、
と声をかけつつ、ピカピカに磨いてみました。

2021年9月〇日

入院室からカーラちゃん登場!
今日は術後まだ1日しか経っていませんが、
気分転換に院内を散歩しています。

性格の優しいわんこで気に入ってます。(*^_^*)
ピンクの術後服も似合ってますよ~。

2021年7月〇日

ここ数年で、私の中でもっとも感心させられたお薬といえば、
MIRATAZ(ミラタッツ)というお薬(外用)です。

このお薬は食欲不振の猫に対して、食欲増進の目的で使用しますが、
なんと使い方は耳の内側の皮膚にこのお薬を塗るだけ。

そもそも猫は他の動物に比べて錠剤や液体を飲ませるのが困難。
加えて食欲不振ともなれば、ますます経口薬は投与困難!!
猫の機嫌をとりつつ何とか投薬出来たとして、
病気によってはせっかく飲ませた薬を吐かれてしまうことも・・・。(+_+)
ここで登場するのがMIRATAZ。
今までだと、投薬器を用いたり、ピルポケットで薬を隠しつつ
工夫しながらの投薬でしたが、MIRATAZは耳の皮膚に塗るだけ。
しかも効果絶大、飼い主さんにも喜ばれることが多いお薬です。
でもね、最も嬉しいのは猫に嫌われずに済むこと。(*^^)v

この薬、世界的にも高い評価を得ているらしいけど、なんといっても、
「経口投与が困難なら経皮投与」という発想が素晴らしい!
外用薬=皮膚科のお薬、じゃないんです。

一方、唯一の欠点は輸入薬であること。
日本国内での販売はありませんから、現状では獣医師の個人輸入のみ。
国内メーカーが製造してくれるとありがたいのですが・・・。

2021年5月〇日

当院向かいの内科医院右隣で
現在大きな建物の建設が進んでいます。

来院される方にはよく、
「大きなマンションが出来るんですか?」とか、
「ホテルの建設ですか?」、「町の公共施設ですか?」
とか質問されますが、正解は「新たな美術館を建設中!」です。

名称は「軽井沢 安東美術館」
レオナール・フジタ(藤田嗣治)作品が多数展示されるとあって、
将来軽井沢の観光名所にもなるのではないでしょうか。
私も大いに期待しています。(^O^)/

完成は2022年秋とのことでちょっと先になるけど、
本当に楽しみです。

2021年5月〇日

国内に登録のあるの人気犬種トップ3といえば、ここ10年常に
1位トイプードル  2位チワワ  3位ミニチュアダックス
だそうですが、最近人気があるのが小型の柴犬です。

実際の診療でも、小型の柴犬(特に豆柴、あずき柴といった
体重が4㎏に満たないかなり小さめの柴犬種)
を診る機会が明らかに増えてきました。

体格が小型化しただけでなく、室内犬としてなじみやすく、
まずほとんど鳴きませんし、非常に温和な性格です。
仔犬の頃の性格を残して成長している、といった方が適切かも。

野性味あふれる従来の精悍な柴犬もいいけど、
豆柴、あずき柴の「人の良さ」は格別ですね。(*^_^*)

2021年5月〇日

相変わらず世の中は新型コロナ一色ですが、
最近になって私達獣医療の分野でも
一部の動物用医薬品や処方食の輸入困難から
近年まれにみる供給不足に陥ってしまい、
全国の動物病院が頭を抱えております。
もちろん人体用医薬品で代用出来るものもありますが、
動物用でしか存在しない処方食などについては、
非常に切実な問題となっています。

発売元によれば、新型コロナの影響下で原材料の流通が滞り、
最終的に海外の製造工場が稼働停止に追い込まれたとか。
5月21日現在、生産再開のめども立っていないといいます。

いずれにせよ、
海外で原材料調達・生産→国内へ輸入→動物病院へ販売、
という流れにあってはどうしようもありません。

このような状況下がいつまで続くのかわかりませんが、
一日も早く、通常の生産流通体制に戻ってくれることを
願うばかりです。

2021年2月〇日

なぜか左目の乱視が進行してしまい、いまいち調子が悪いので
先日思い切って眼鏡を新調しました。

視力検査を実施して、乱視の度数を調整したら、
驚くくらい良く見えて(当たり前といえばそれまでですが)
細かい作業がとっても楽になりました。
特に左目に負担をかけてきた訳ではありませんが、
加齢に伴う乱視の進行もあるみたいです。

本日超小型犬(1.4kg)の骨折整復手術を実施しましたが、
いつも以上にスムースにはこびました。
これって、視力調整の賜物かな、と思いつつ、
若い頃お世話になった先生に言われたひと言を思い出す。
「目と歯は若い頃から大事にしておけ!」
まさにその通りだと実感した1日でした。

2021年2月〇日

新型コロナ対策に、新たな機器を導入しました。
IHIの医療機関を対象としたオゾン空気清浄&燻蒸機です。

通常は空気清浄機として機能させておいて、
ヒトや動物がいない安全な状況下では、
速やかなオゾン燻蒸と後処理(オゾン回収)が
可能になるというスグレモノ。

日赤をはじめとする多くの医療機関で採用されている機器だけに、
オゾンの脱臭効果もかなり強力で、特に電気メスに由来する手術室の
ニオイがとれたときは、期待以上の効果に感動しました。
他の医療機器のように、直接仕事をサポートしてくれるわけではありませんが、
新型コロナ変異株の蔓延が危惧されているいま、
飼い主さんはもちろん、動物たちにもより安全な環境を提供するために、
出来る限りの対策はしていこう・・・、そう考えての導入でしたが、
院内の労働環境改善も大切です。
導入して本当に良かったと思う。

2021年2月〇日

郵便局へ行く途中、
矢ケ崎の池でくつろぐカモたちを見つけました。
以前通った際にはパンがなくて申し訳なかった(?)ので、
本日はポケットにパンを忍ばせてやってきましたよ (*^_^*)。

案の定、パンをあげたら喜んでくれた!

空腹だったのか、いっせいにやってきてパンをねだられた。
いつまでもついてくるのでちょっと焦ったけど、
けっこう楽しい、癖になりそうな情景でした。

2021年2月〇日

最近「自動分包機」の調子がいまいちなんです。

医療機器であり、名前の通り粉や錠剤のお薬を、
1包ずつ自動で分包してくれる病院の必需品。
こちらで分割分包せず、飼い主さんご自身で
分割して投与してもらうという方法もありますが、
当院では、内服量、内服頻度のわかりやすさから、
サービスの一環で使用することが多いかも。

単純な造りで壊れるところなんてないはず・・・でしたが、
最も触れる場所、スタートボタンスイッチの接触不良で、
押しても無反応のことが増えてきました。
やばいな、こりゃ。

さっそくメーカーに問い合わせたところ、
すでにフルモデルチェンジで修理対象外とか。

あくまで一般論ですが、自動分包機はどこも
10年ほど経つとメーカーのサービス対象から外れ
関連部品すら生産されなくなるらしい。

参りました・・・(T_T)/~~~。機械とはいえ、
長年一緒に働いて愛着わいているんです。
いきなり入れ替えを勧められても、
そう簡単に諦められないのだ。
医療機器がデジタル化・ハイテク化する中において、
うちの唯一のアナログ機器だけに愛情もひとしお。
単純な作業しかできないだけに可愛いんですよ。
担当者に私の分包機愛を説いてみると、
この機器はヒットモデルだけに愛用者も多いらしく、
今回は「担当者の急な思い付き?」、ということで、
一応裏ワザで修理の方法を教えてもらいました。

後日ポストをのぞいたら、
後継機種のパンフレットが届いていたけど、
もうしばらくはこの機器でいこうと思う。