2022年 1月4日
あわただしく2021年を終えて一息入れたら、
あっという間に2022年が始まりました。
本日1月4日が当院の仕事始め。
さて、年初には今年の仕事上の目標を定めますが、
今年は、「あえて画像診断にこだわる!」
でいこうと思います。
そもそも画像診断は私の好きな分野なので
今までも熱心に取り組んでは来ましたが、
8年ぶりに超音波診断機器を高級機種に入れ替えるので、
今まで以上に適用範囲が広まることが期待できます。
例えばこの新しい機器では、ホッケーのような形状の
高周波術中プローブを関節に適用することで、
今まではレントゲンでしか確認出来なかった関節内の形状を
詳細に観察したり、今まで観察が難しかった胃の入口(噴門部)
の病変を確実にとらえることが可能になります。
また、新たな技術の導入で、肝臓などの組織を診るだけでなく、
その硬さの変化も色分けで観察できるようになります。
ところで肝心の新機器導入は、
コロナの影響による世界的な半導体不足から遅れに遅れ、
なんと1月下旬から2月上旬とのこと。
まだまだコロナの影響は続きそうです。
2021年11月〇日
大賀ホール隣の矢ケ崎公園で花火の打ち上げがありました。
久しぶりに自宅2Fから見た花火はとってもきれいででした。
軽井沢では夏の花火は霧に見舞われることが多く、
むしろ冬の方がクリアに鑑賞出来ていいかもしれません。

2021年11月19日
今日は当院の開院記念日。
2003年の11月19日の開院からまる18年、今日から19年目に入ります。
今でも開院したあの日を、まるで昨日のように思い出しますが、
今年の記念日は、世間でも大谷選手のMVP獲得があったり、
97%の部分月食があったりして、記憶に残る一日でした。
画像は夕方6時に病院駐車場からiPADで撮影した一枚です。
夜空の撮影は思ったより難しかった (*’ω’*)

2021年10月〇日
軽井沢、だいぶ寒くなってきました。
毎年のことながら、当院前の紅葉がきれいです。
当院駐車場からの眺めです。

一方、こちらは大賀通りの景色になります。

雲場池はこんな感じみたい。

今年の紅葉は、昨年と比べて鮮やかさにかけるという評価みたいですが、
個人的には十分きれいだと思いました。
2021年9月〇日
新しい分包機を導入しました。
今の機械、いろんな所が傷んできて、それでもなんとか
工夫に工夫を重ねて使ってきましたが、もう限界です。
部品ないみたいだし。(T_T)/
機械とは言え18年間仕事を共にしてきただけに
もう使えないと思うと少し寂しくなりました。
下取り前日に「今までありがとう!お疲れ様でした」、
と声をかけつつ、ピカピカに磨いてみました。
2021年9月〇日
入院室からカーラちゃん登場!
今日は術後まだ1日しか経っていませんが、
気分転換に院内を散歩しています。
性格の優しいわんこで気に入ってます。(*^_^*)
ピンクの術後服も似合ってますよ~。

2021年7月〇日
ここ数年で、私の中でもっとも感心させられたお薬といえば、
MIRATAZ(ミラタッツ)というお薬(外用)です。
このお薬は食欲不振の猫に対して、食欲増進の目的で使用しますが、
なんと使い方は耳の内側の皮膚にこのお薬を塗るだけ。
そもそも猫は他の動物に比べて錠剤や液体を飲ませるのが困難。
加えて食欲不振ともなれば、ますます経口薬は投与困難!!
猫の機嫌をとりつつ何とか投薬出来たとして、
病気によってはせっかく飲ませた薬を吐かれてしまうことも・・・。(+_+)
ここで登場するのがMIRATAZ。
今までだと、投薬器を用いたり、ピルポケットで薬を隠しつつ
工夫しながらの投薬でしたが、MIRATAZは耳の皮膚に塗るだけ。
しかも効果絶大、飼い主さんにも喜ばれることが多いお薬です。
でもね、最も嬉しいのは猫に嫌われずに済むこと。(*^^)v
この薬、世界的にも高い評価を得ているらしいけど、なんといっても、
「経口投与が困難なら経皮投与」という発想が素晴らしい!
外用薬=皮膚科のお薬、じゃないんです。
一方、唯一の欠点は輸入薬であること。
日本国内での販売はありませんから、現状では獣医師の個人輸入のみ。
国内メーカーが製造してくれるとありがたいのですが・・・。

2021年5月〇日
当院向かいの内科医院右隣で
現在大きな建物の建設が進んでいます。
来院される方にはよく、
「大きなマンションが出来るんですか?」とか、
「ホテルの建設ですか?」、「町の公共施設ですか?」
とか質問されますが、正解は「新たな美術館を建設中!」です。
名称は「軽井沢 安東美術館」
レオナール・フジタ(藤田嗣治)作品が多数展示されるとあって、
将来軽井沢の観光名所にもなるのではないでしょうか。
私も大いに期待しています。(^O^)/
完成は2022年秋とのことでちょっと先になるけど、
本当に楽しみです。
2021年5月〇日
国内に登録のあるの人気犬種トップ3といえば、ここ10年常に
1位トイプードル 2位チワワ 3位ミニチュアダックス
だそうですが、最近人気があるのが小型の柴犬です。
実際の診療でも、小型の柴犬(特に豆柴、あずき柴といった
体重が4㎏に満たないかなり小さめの柴犬種)
を診る機会が明らかに増えてきました。
体格が小型化しただけでなく、室内犬としてなじみやすく、
まずほとんど鳴きませんし、非常に温和な性格です。
仔犬の頃の性格を残して成長している、といった方が適切かも。
野性味あふれる従来の精悍な柴犬もいいけど、
豆柴、あずき柴の「人の良さ」は格別ですね。(*^_^*)
2021年5月〇日
相変わらず世の中は新型コロナ一色ですが、
最近になって私達獣医療の分野でも
一部の動物用医薬品や処方食の輸入困難から
近年まれにみる供給不足に陥ってしまい、
全国の動物病院が頭を抱えております。
もちろん人体用医薬品で代用出来るものもありますが、
動物用でしか存在しない処方食などについては、
非常に切実な問題となっています。
発売元によれば、新型コロナの影響下で原材料の流通が滞り、
最終的に海外の製造工場が稼働停止に追い込まれたとか。
5月21日現在、生産再開のめども立っていないといいます。
いずれにせよ、
海外で原材料調達・生産→国内へ輸入→動物病院へ販売、
という流れにあってはどうしようもありません。
このような状況下がいつまで続くのかわかりませんが、
一日も早く、通常の生産流通体制に戻ってくれることを
願うばかりです。