2018年 1月〇日

本年もよろしくお願い致します。

旧年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い致します。

今シーズンの軽井沢は
雪が少なくてラクです。
その分寒さが例年よりも厳しいですが・・・。

結婚して、東京から軽井沢に来て
もう長いこと経ちますが
もともと寒がりなこともあり
体はまだまだ
この寒さには適応しきれていません。

家の中はヌクヌクですが
一歩外に出るとキーーーン。と寒い。
しばれるぅ。

最初は火照ったほっぺが冷やされて
頭もシャキッとして
気持ち良いのですが
だんだんと
出ているところが冷たくなってきます。
体は完全防備でも
顔が寒い。
頭が寒い。
私の場合、特に頭皮が寒さに弱くて
長い時間屋外にいると
頭の表面が痛くなります。
放っておくと頭痛につながります。

帽子を被れば済むことなのですけれど
猫っ毛の私は、帽子をかぶると
髪がペッチャンコになってしまうので
本当はあまり被りたくないのですよねぇ。
でも仕方なく被ります。

あと、寒い場所と暖かい場所を
何度も交互に出入りしていると
冷えたり温められたりの繰り返しで
そのうち具合が悪くなってきます。
湯あたりみたいな感覚です。

なので軽井沢や近隣での冬の外出は
少ない箇所で短時間で
パッパッと済ませます。
散歩などで屋外に長時間いた場合は
帰ってすぐお風呂に入って温まります。

そんな寒がりでひ弱な私ですが
ひんぱんに温泉に入るようになって
手足の冷えはすごく良くなりました。

ミキサーで粉末にした玉露を
食事のたびに飲んでいるので
風邪も滅多にひきません。

なんだかんだ、寒さの悪口を書きましたが(;・∀・)
誰もいない冬の朝の軽井沢は
空気が澄んでいて気持ちよくて
大好きです!!

思い出

りーちゃんは
寒くてもお散歩が大好きでした!
元気よく軽快に楽しそうに
しっぽフリフリ歩いたものです。

上記画像でりーちゃんが着ている
ちょっとトッぽい黒のコート(革ジャン)は
当院のクライアントの方からりーちゃんへ、と
イギリスのお土産に頂いた
ハロッズのお品です。
トライアンフにでも跨りたくなるような
イカシた革ジャンです(^◇^)

2017年 12月30日

良いお年をお迎えくださいませ。

皆様にとって2017年は
どのような年でしたでしょうか?

私どもにとっては
やはり、りーちゃんのことがあり
厳しくつらい年でした。

でも、良い事もたくさんありました。

皆様に優しくあたたかく
慰め励まして頂いたこと。
お花やお供え物をたくさん戴いたこと。
大変ありがたくて嬉しくて、
このことは決して忘れません。

それからスタッフ久米さんの結婚。
幾久しい幸せを願っています。

それと2016年11月に私が受けた
手術の結果が良好で
それまで悩まされていた首筋の痛みが
完全に消失したこと。
本当にラクになりました。

いつまでもクヨクヨしていては
天国のりーちゃんがきっと心配するから
新しい年は元気を出していこうと思います。

皆様もどうぞ
良いお年をお迎えくださいませ。

「わたし、天国から
皆さまの幸せをお祈りしていますワン!」

2017年 11月19日

開院14周年を迎えました!

今日は当院の開院記念日です。

佐久より移転して
おかげさまで14周年を迎えることが出来ました。

これもひとえに、来院してくださる皆様のおかげです。
数ある動物病院の中から当院を選んでくださって
本当にありがとうございます。

そして、日ごろから一所懸命支えてくれる
スタッフのみんなにも感謝しています。

これからも皆様と、皆様の愛する動物たちの
お役に立てるよう精進致します。

2017年 10月の佳き日

久米さん、おめでとう!

10月の佳き日。
当院トリマー久米さんの結婚式と披露宴がありました!

私どももお招きいただき、
久米さんの新しい門出をお祝いして参りました。

当日の澄み切った青空は、
まるで久米さんの人柄そのもの。
花嫁姿の久米さんは
誰よりも美しくて眩しくて幸せそうで
本当に嬉しかった!
嬉し涙がなかなか止まりませんでした。

そして、お相手の方の
頼もしく優しそうな笑顔に
「ああ、この方なら安心して久米さんを任せられる!」と
心から安心しました。
イケメンで、爽やかで、
久米さんが結婚を決意したのも頷ける
素敵な彼です。
久米さんのために新居をプレゼントしてくれた
本当に頼もしい彼です!

当院が軽井沢へ移転開院した14年前から
久米さんにはずっと支えてもらいました。

素直で明るくて天真爛漫で
真面目で努力家で
優しくて頭も良くて可愛くて。

こんな妹がいたらなぁ。
こんな娘がいたらなぁ。
いつも思っていました。

結婚にはあまり興味がなさそうで(笑)。
とにかく犬が好き。
犬も久米さんが大好き。
どんな気の荒い犬でも
久米さんの前ではホニャっとなるくらい
犬に好かれる久米さん。

トリミングの技術向上にも熱心で
数々の大会に出ては優勝しています。

それ故、飼い主さんからの信頼も厚く
ファンの多い久米さん。

プライベートも充実している様子だったので
結婚してもしなくても
久米さん自身が幸せで楽しい人生なら
それが一番と思っていましたが
年が明けてすぐ
お式と披露宴のお招きを受けたのでした。

心温まるお式。
和やかで楽しい披露宴。
お料理も美味しく、シャンパンも美味しく
久米さんやお相手の方の
知っているエピソードにうなずき、
知らなかった一面に驚き、
余興に笑ったり
感極まって泣いたり(嬉し涙)。

私どもにとっても、すごく幸せな時間でした。

久米さん、本当におめでとう!
お二人の幾久しいお幸せをお祈りしています!!

りーちゃんも天国からお祝いしています!!
「久米さん、おめでとうワン!」

りーちゃんの事があってからの私は
ずっと引きこもっていましたが
本当に久しぶりに
晴れ晴れとした心持ちになれました。

2017年 9月○日

りーちゃん。お誕生日、ありがとう!

今日はりーちゃんの、14歳のお誕生日。

りーちゃんがこの世に生まれてきてくれた、
大切な大切な日です。

祭壇には、
りーちゃんが大好きだったフルーツロールを
バースデーケーキとしてお供えしました。

りーちゃん。
この世に生まれてきてくれて、
私たちの元へ来てくれて、
本当にありがとう!!

今年からは「お誕生日、ありがとう!」って
言うことにするね。

2017年 9月○日

メニエールになってしまいました。

ある日の夕方、突然
左耳だけにキーンという高い音の
耳鳴りが始まり・・・

しばらくすると今度は目の前が
ぐるぐると回りだしました。

立っていられないし
座っていても横になっていても
目を開けていても閉じていても
ぐるぐるぐわんぐわん回って
ものすごく気持ちが悪いのです。

しばらく様子を見ようと
ベッドで寝てはみたものの
気持ち悪くてたまりません。

仕方なく先生に
軽井沢病院へ連れて行ってもらいました。

そのまま入院。

めまい止めや吐き気止め等の点滴を
夜中までしてもらい
なんとか眠りにつくことが出来ました。

翌朝は服薬指示があったので
病院で出た朝食をとり、薬を飲み、
退院許可が出たので
昼過ぎに退院。
ほっ。

現在は服薬を続けながら
静養中です。
時々フワーっとすることがあるので
独りで外出するのがちょっと怖くて
またもやプチひきこもり状態です。

ちなみに軽井沢病院のご飯は
かなり残念なお味でした・・・。

東大病院のほうが断然美味しかった!
比較にならないくらいの
レベルの差でした!!
病院によってこうも違うのかと
結構な驚きです。

2017年 月○日

ずっと一緒。いつも一緒。

りーちゃんがいない毎日は
淋しくて、虚しくて、張り合いがない毎日。

でも、いつまでもくよくよしていると
りーちゃんが心配するから
前を向いて生きていこうと思います。

ずっと一緒。いつも一緒。

近くで見守ってくれているから。

だから大丈夫。
大丈夫。

ずーっとひきこもっていましたが
ちょっとずつ仕事にも
出られるようになりました。

それにしても
自分で思っていたほど
私って強くもなく、
しっかりもしていなかったと
つくづく感じました。

今まではりーちゃんが
私を強くしてくれていたんだ。
これからも頼むね、りーちゃん。

皆様には温かいお言葉をかけて頂いて
少しずつ元気を取り戻しています。
本当にありがとうございます。

同じ淋しさを既に抱えていらっしゃる方。
この先、立ち向かわなくてはならない方。
皆様が思いを重ね合わせてくださって
ものすごく慰められました。

そして、たくさんの方に偲んで頂いて
りーちゃんは幸せです!

今日の一枚は

2003年11月、我が家に来たばかりのりーちゃんです。
生後50日、まだ1.2Kgです。

この頃は軽井沢にて新しく開院したばかりで
先生も私も多忙を極めており
日中は全然遊べなかったけれど
健康で、おりこうさんでいてくれて、
いじらしかったりーちゃん。
仕事が終わってりーちゃんと触れ合える時間が
最高に幸せな時間でした。
仕事の疲れも吹っ飛びました。

2017年 6月○日

ありがとうございます。

りーちゃんのことでは
みなさまにあたたかいお言葉をかけて頂き
本当にありがとうございます。
この日誌も、読んで頂いてありがとうございます。
りーちゃんを偲んで頂けると
りーちゃんもきっと喜ぶと思います。
そして私共も大変慰められます。

今はまだ
淋しくて淋しくて・・・。
りーちゃんがいない淋しさで
心が押しつぶされそうです。
りーちゃんがいつもいたところを
ふと見てしまいます。

でも

リビングのソファにも
お気に入りのベッドにも

いつも待っててくれた階段の上にも
何処にもいない。
いつも夜は
川の字になって寝ていたのに

真ん中の
りーちゃんだけが、いない。

自分の何処に
こんなに涙があるのか不思議なくらい
涙が溢れてしまう。

でも
でも
こんなに淋しくても
こんなに悲しくても

じゃあ、りーちゃんに
出逢わなかった方が良かったの?と
問われたら、

出逢えて本当に良かった!
と即答します!

りーちゃんに出逢えて本当に良かった!
りーちゃんと共に13年7ヶ月を
楽しく過ごす事が出来て良かった!
この上なく幸せだった!

たまらなく愛おしくて。
とてつもなく大きな存在で。

だからその分だけ
淋しくて。
悲しくて。
淋しくてたまらない時は
大きい声で
「りーちゃーーーーん!」って
呼んでみます。

そうすると
なんとなく
答えてくれる気がするのです。
近くにいてくれる気がするのです。

画像は2003年11月
我が家に来たばかり、生後50日のりーちゃんです。
ねむねむ王国から来た、ねむねむ王女さまです。

2017年 6月○日

あの日

りーちゃんのこと、
しばらく綴らせてください。

りーちゃんを偲ぶことで
気持ちが少し落ち着くのです。

りーちゃんが天国へ旅立ってしまった、
あの日。

あの日はいつものように
朝5時頃、目が覚めました。

りーちゃんが病気になってからは
朝の様子が気がかりで
もともとは朝が弱い私ですが
早くに目が覚めるようになっていました。

窓を開けると、青葉がとってもきれい。

りーちゃんはいつもどおり
きちんとトイレを済ませて、
その後、お水を少し飲んでくれました。

日課になっている朝の酸素吸入をしに
抱っこして病院へ降りて行きます。

診察台に置いた
お気に入りのベッドの中で
酸素を吸うりーちゃん。

呼吸が落ち着いてラクになったのか
目を閉じています。

寝てるのかな?
休んでくれたらいいな、と
可愛いお顔を眺めていたら
りーちゃんが、ふと、目を開けて
こちらを見ました。

その時、
いつもより目が潤んでいて
涙がいっぱいたまっていました。

「吸入が終わったらお目目、拭こうね。」

涙やけが出来ないように
仔犬のころからしょっちゅうしょっちゅう
お目目を拭いていましたが
零れ落ちそうなくらい
涙をためていることは珍しくて
ちょっと不思議に感じました。

一緒にいた母も、
その時同じことを感じたそうです。

1時間の酸素吸入が終わり
りーちゃんと2階に戻りました。

「りーちゃん、2度寝、しようねー。」

りーちゃんも私も2度寝が大好き。
みんなで一緒にベッドにもぐりました。

元気なころは
先生か私の脇に頭をのせて
寄り添って寝るのが常でしたが、
病気が進んでからは
平らなところにうつ伏せになる方が
呼吸が落ち着く様子だったので
この時は仰向けになった私の胸の上に
りーちゃんを寝かせました。

りーちゃんの可愛いお顔を、よく見たかったから。

酸素を吸ってラクになったりーちゃんは
早速スヤスヤと寝てくれました。
安心した私も、そのうちにウトウト。

1時間くらいして、先生が起きだしました。

私はまだ眠くて眠くて。

りーちゃんを見ると引き続き
胸の上でスヤスヤ寝ているので
私ももう少し寝ようと、またウトウト。

それからしばらくして
モゾモゾ動くりーちゃんの気配を感じ
目が覚めました。

抱っこして、時計を見ると7時50分。

「おトイレ?お水、飲む?」

手伝ってもらおうと、
リビングにいる先生と
母を呼びました。

まずはおトイレかな?

「りーちゃん、どうする?
チーしてみる?」

話しかけながら
腕の中のりーちゃんを見ると
なんだか顔つきがさっきと違います。
目に元気がない!

「りーちゃん?どうしたの?」
「りーちゃん?」
「りーちゃん!りーちゃん!!りーちゃんっ!!!」

みんなの呼びかけに
一瞬こちらを見たりーちゃんは、
すぐ目を瞑ってしまいます。

「りーちゃん?」
「どうしたの?」
「先生、りーちゃんが・・・なんかいつもと違う・・・。」
「りーちゃん!!」

すると先生は

「りーちゃんに、お礼とお別れを言ってあげて・・・。」

涙声でそう言います。

え?え?
どうして?
なんで?

昨夜もわずかながら
さくらんぼや生クリームやチーズを食べてくれたし

明け方の様子もいつもと変わりなかったし
トイレも自力で出来るし

さっきまであんなにおだやかに
スヤスヤ寝ていたのに!

なんで?
どうして?

頭が、気持ちが
今の状況を理解できない。

でも
でも
腕の中のりーちゃんは
どんどん体の力が抜けていってしまいます。

ああ、りーちゃんが、天に召されてしまう・・・。

「りーちゃん!!」
「りーちゃーーーーーーん!!」

りーちゃんに聞こえるように
お礼を言わなくちゃ!

「りーちゃん、ありがとうね!」
「りーちゃん、大好きだよ!」
「りーちゃん、うちに来てくれてありがとうね!」
「りーちゃん、たくさん幸せくれたね!」
「りーちゃん、ずっと一緒だよね!」
「りーちゃん、本当にありがとう!!」

みんなでいっぱいいっぱいお礼を言いました。

するとりーちゃんは
目を開けて
こちらを見て

ゆっくりと
大きく
2回
お口を開けて
深い息をしました。

そうして

眠るように

目を閉じました。

「りーちゃん?りーちゃん?りーちゃん?」
「りーちゃーん!!」
「りーちゃーーーーーん!!」

もうどんなに呼んでも
りーちゃんは目を開けてはくれません・・・。
起きてはくれません・・・。
可愛い大きなお目目で
見つめてはくれません・・・。

りーちゃんは
とうとう
天国へ旅立ってしまいました。

お空のお星さまになってしまいました。

覚悟はしていたつもりでも
淋しくて淋しくてたまらない。
こうして書いている今も
淋しくて淋しくてたまりません。

私は思っています。

最後の酸素吸入のとき
りーちゃんが
目に涙をいっぱいためていたのは、

遺される私達を
心配してくれていたのだと。

そして
私は信じています。

りーちゃんが
最後に
ゆっくりと
大きく
2回
お口を開けたとき・・・

りーちゃんは、きっと

「みんな、ありがとう!」
「私、幸せだったよ!」

言ってくれたのだと。

そう信じることで
悲しみが少し和らぐのです。

りーちゃんは
最後まで本当に孝行娘でした。

家族みんなが揃って居る
あの日の
あの時間を選んでくれて。

みんなに見送らせてくれて。

わたくしどもの切なる願いだった
なるべく苦しまないで欲しいと云う思いにも
精一杯応えてくれて。

最後の望みだった
腕の中で看取ることを
かなえさせてくれて。

本当に、本当に、素晴らしい孝行娘でした。

りーちゃん、ありがとう!
最愛の妹、りーちゃん。
ありがとう!!!

2017年 6月

りーちゃんは永遠の看板娘です!!

青葉が美しい朝、
りーちゃんは
天国に旅立ってしまいました。

私どもの腕の中で
まるで眠るように・・・

おだやかで安らかな最期でした。

亡くなる前の晩まで
生クリームとチーズと
さくらんぼを食べてくれて、

トイレも直前まで
自力でしてくれて、

わたくしどもも見習いたいと思う
立派な立派な最期でした。

たくさんの幸せをくれた
りーちゃん。

安らぎとぬくもりと喜びを
いっぱいいっぱいくれた
りーちゃん。

現し身のりーちゃんはいなくても
わたくしどもの心の中には
いつでも
いつまでも
生き続けてくれています。

きっとずっとそばで
見守ってくれているはず。

りーちゃん、
私たちのもとへ来てくれて
本当にありがとう!!

りーちゃんは永遠の
看板娘です!!