2017年 5月○日

りーちゃん 経過

依然、貧血が続くりーちゃん…。

心配で心配で
(私の)トイレとシャワー以外は
片時も離れられません。

離れたくない!

(私の)トイレとシャワーの時は
先生か母に交替してもらい
必ず誰かがそばにいるようにしています。

りーちゃんを一人ぼっちには出来ません。

りーちゃんが息苦しそうなときは
酸素を吸うと呼吸が落ち着くので、
100%の酸素を鼻先に持って行き
吸ってもらってます。

少しでも多く吸ってもらいたいから
酸素が漏れないように
院長先生が画像のものとは別に
特製マスクを作ってくれました。

食欲もだいぶ落ちてしまい
固形のフードは食べてくれません…。
あんなに大好きだった
ステーキやクロワッサンですら
食べてくれません…。

あれやこれやと試していますが
一番食べが良いのは生クリームです。
次はカスタードクリームと
クリームチーズ。

そこに、経口の抗がん剤や
貧血改善のシロップを練り込んでいます。

あとはフルーツ。
小さく小さく切った
メロン、バナナ、いちご、さくらんぼ。

すり潰したり、ジュースにしたりすると
かえって食べてくれないので
3mm  ×  5mm くらいにしています。

気が向くと、少しだけお菓子を
食べてくれます。

病気になる前はヒトのお菓子類は
ほとんどあげなかったけれど、
今は、ワンコが食べてはいけない食材以外で
食べてくれるものがあれば
栄養をつけてもらいたいから
なんでもあげちゃってます。

りーちゃんは中でもヨックモックが好きみたい!

シガール オゥ ショコラの、
チョコのついていない部分は
りーちゃんに。
院長先生とワタクシは残りを食べます。

りーちゃんは私達と同じ物を
一緒のタイミングで食べるのが
嬉しいみたいです。
向かい合って
私達が食べるのを見ると
よく食べてくれます。
私達もりーちゃんが食べてくれると
心底嬉しいのです!!

上記画像は
酸素を吸って呼吸がラクになったりーちゃんです。
ねむねむー。

2017年 5月○日

輸血について

りーちゃんが輸血を受けに
東京大学付属動物医療センターまで行くのには
いくつか理由があります。

技術的には当院での
血液型検査もクロスマッチ試験も
輸血も
もちろん可能です。

けれど、大学病院へ行く
最大の理由は供血の問題です。

供血をしてくれるワンちゃんは
若く健康な大型犬がベストです。

でも供血にはリスクを伴うので
お友達ワンちゃんには頼みづらい。
リスクが解るだけに
仕事柄、余計に頼みづらいのです。

大学病院であれば
合う型の血液確保の問題も
クリアしてくれます。

院長先生が卒業した麻布大学か
東京大学か、だと
東京大学の方がアクセスが良いので
そちらでお願いしています。

旧知の先生が多く在籍されているのも
大きな理由です。

往復は大変ですが
輸血を受けて貧血が改善し
調子が良くなるりーちゃんを見ると
心底嬉しい私共です。

2017年 5月3日

りーちゃん 経過

輸血をしてもらうと呼吸が落ち着くので
昨日もりーちゃんと一緒に
東京大学付属動物医療センターへ
行って来ました。
院長先生は仕事なので
運転はワタクシひとり。

りーちゃんになるべく負担の少ないよう
後部座席に大きなベッドと
中にエアウィーブのシートをしつらえました。

そして道中の見守りのため
りーちゃんの隣には実家の母に
座ってもらいました。

朝6時に家を出発。
9時半から診察と検査。

この日のセンターはすごく混んでいて、
2回目に呼ばれたのが11時半。

それからしばらく酸素室に入って
その後、14時からようやく輸血開始。
終わったのが21時。

輸血の副反応が心配で
待合室でずっと待機していました。

後半は
待合室で付き添うことが出来たので
そばにいられて嬉しかった。

無事に輸血が終わったりーちゃんは
歯茎の色も良くなり
呼吸も落ち着いています!
頑張って来た甲斐がありました!!

さあ、これから安全運転で帰らなくちゃ。

この日はゴールデンウィークの
休日に挟まれた平日の最終日。

下の道は往復とも空いていましたが
復路の高速は台数も多く
途中、夜なのにまさかの渋滞!

ボトルネックの鶴ヶ島IC手前では
完全に停まってしまい、
抜けるのに15分くらいかかりました。

サグの花園あたりでも
ノロノロの箇所があり
通過にやはり15分ほどかかりました。

上信越道に分岐してからは
流れてはいるものの
かつて見たことがないくらいたくさんの車が
走っていました。

予想より時間がかかり
りーちゃんの体調が一番心配でしたが
可愛いお顔で
スヤスヤ寝ていてくれたので
本当に安心しました。

24時半にようよう帰宅。
張り詰めていた気が緩んで
車を降りるとき、よろけてしまった。

人生で一番疲れた日だったかも。

でも、りーちゃんのためなら
全然苦にならない!
りーちゃんが少しでもつらくないよう
出来得ることは何でもしたい!

愛と笑顔と優しさと安らぎを
たくさんたくさんくれた
最愛のりーちゃんへの恩返しだから。

りーちゃんのためなら
何処からか不思議な力が
ぐんぐん湧いてくるワタクシなのです。

上記の画像は輸血を受けているりーちゃんです。
処置室から待合室に出て来て、
私達を見て喜んでくれているところです。

2017年 4月○日

りーちゃん 経過

りーちゃんの病状は
東京大学付属動物医療センターで
輸血をしてもらい
退院し、帰宅してからは
まずまず落ち着いているようにも見えます。

食欲もようやく戻ってきました。

好きなものを何でもあげたいところですが
りーちゃんはお腹に来るタイプの
軽いアレルギーがあるので、
合わないフードや食材だと
お腹を壊してしまいます。

なので、処方食を中心に
大好物の苺、西瓜、バナナ、
牛肉、チーズ、パンなどを
少しずつあげています。

いちどきに出すと
当然好きな物から食べてしまい
処方食を残すことになってしまうので
まずは処方食を半分、
次に好きな物とお薬、
また、処方食といった順番で
あげるようにしています。

以前はキャバリアらしく
際限なく食べたがったものでしたが
今は「もういいです。」って表情で
食べるのをやめてしまうので
この変化は切ない。
ああ、やっぱり病気なんだ、と
思い知らされる瞬間です。

それと貧血が依然続くため
少し動くと
息があがってしまうりーちゃん。
トイレ以外は
なるべく安静にしているよう
注意していますが
大好物を見ると(匂いがすると)
喜んで、
呼吸が速くなってしまいます。

でもそれ以外
見た目や生活習慣などは
以前と変わらないので
このまま何ヶ月も何年も
側にいてくれるかも?と希望的観測を
抱いてしまうのです。

(続く)

ワタクシの入院日誌はしばらくお休みします。

2017年 4月○日

ご報告

日ごろより、
りーちゃんを可愛がってくださる皆様に
ご報告させていただきます。

りーちゃんは不治の病にかかってしまい
現在、闘病中です。

数々の検査を経て
一番恐れていた病が
判明してしまいました。

出逢いがあれば
別れはいつか必ず来るもの。

頭では判っていても
心がなかなか追いつきませんでした。

心が追いつくまでは
ご報告するのも躊躇しました。

これからは
残された日々を、ずっとそばにいて
一緒に過ごしたいと思っています。

いつか来てしまう別れを思い
悲しみながら過ごすのではなく、
りーちゃんと出逢えたこと、
りーちゃんが我が家に来てくれたこと、
たくさんの愛と笑顔をくれたことに
感謝しながら過ごそうと思います。

りーちゃんが苦しむことがありませんように。

苦しむことなく、一日でも一秒でも長く
一緒にいられますように。

今はただそれだけが、私共の願いです。

上記画像は
CT検査と輸血のために
東京大学付属動物医療センターに入院していたときの
りーちゃんです。
2時間の面会時間はいつもあっという間でした。
毎日会いに行きました。

2017年 2月○日

東大病院で手術を受けました その4

午後は、明日の手術に備え
体力温存のため
少しおとなしく過ごします。

それでも早めにお風呂に入ったり、
(術後はしばらく入れないので
のーんびり入って念入りに洗います)
執刀医の先生から
カウンセリングルームにて
手術の詳しい説明を受けたり、と
そこそこやるべき事はあります。

そして待ちに待ったお夕食。
明日は絶食なので
術前最後の晩餐を
じっくり噛み締め、味わいます。
久しぶりの手術。
久しぶりの全身麻酔。

でも、傷は小さいから、
術後の痛みはたいしたことないだろう、って
この時は超超楽観してました。

(続く)

2017年 1月○日

東大病院で手術を受けました その3

さまざまな術前検査も無事に終わり
いよいよ入院当日になりました。
予定は5日間。
病衣もタオルもレンタル出来るので
大した荷物にはならないだろうと思いきや、
あれこれ詰めたらリモワの32リットルのケースが
いっぱいになってしまいました(~_~;)
でも病室は結構広いので
荷物が多くても安心です。

朝10時に入退院センターに行くと
たくさんの人が手続きを待っています。
書類を提出し、クレジットカードの登録を済ませると
係りの人が病室へ案内してくれます。

まだ新しいA棟の病室は
木目調のインテリアに間接照明で、
不安な気持ちも和む落ち着いた雰囲気。
ちなみに天皇陛下が入院されたお部屋は
専用の受付や会議室、談話室まであるそうです。

潔癖症のワタクシは、テーブルや棚などをひととおり
ウェットティッシュで拭き清めないと気が済みません。
身の周りの品を使いやすそうな位置にセットして
病衣に着替えると、ヒマになりました(*‘∀‘)

検査もないし、お昼ご飯までは時間があるし・・・
で、病院を探索する事に。

まずは入院A棟1階から。
入院中必要な品がなんでも揃う売店を始め

タリーズ、レストラン、郵便局、お花屋さんに理髪店。

便利です!
外来棟にはローソンとドトール、食堂、売店。

入院棟に戻って15階には上野精養軒と学習センターがあります。
精養軒は行く機会がなかった・・・。
人間ドックを東大で受けると、昼食は精養軒だそうです。

学習センターは闘病記や病気に関する本が
たくさんありました。
皆さんものすごく真剣に読んでいらっしゃるので
とても撮影する気にはなれませんでした。

エレベータホールの壁にはこんな掲示もありました。

宇宙飛行士の古川さんは、
そういえば東大のお医者さんでしたね。

なかでもワタクシが一番気に入ったのは
中央診療棟5階にある図書室「にこにこ文庫」!

ハードカバー、文庫、新書、雑誌の他に
たくさんの漫画もありました。
特筆すべきはそれぞれの本が
ちっとも古くなくてキレイなこと!
寄附が多いのでしょうか。

入院が5日なので2回しか行けませんでしたが
こちらにはもっと通いたかったなぁ。
普段は読む機会のない漫画も、読んでみたかった・・・。

入院中に仲良くなった女の子に聞くと
流行りの漫画も充実していて、最新刊もあるそうです。
マンガ好きにはたまりませんね。
運営はボランティアの方々がなさっているそうです。
素晴らしいですね。

お部屋に戻ると、昼食です!
東大病院はお食事が美味しいと評判なので
楽しみにしていました。
こちらの病院はメニューがふたとおりあって
制限食の患者さん以外は好きな方を選べるのです!

朝は和食か洋食を。
牛乳かヨーグルトが選べます。

ある日の朝食

昼食と夕食は、コースがふたとおりあって
好きな方を。

ある日の昼食

ある日の夕食

これはすごく嬉しいです!
症状にもよりますが、食べることって
入院生活の中では大きな楽しみですから。

単調で退屈になりがちな、
また、人によってはつらく苦しい入院生活を
少しでも快適に、と云う
病院全体の姿勢が垣間見えます。

今日の昼食は・・・
麻婆茄子
厚焼き卵 野菜添え
大根おろし
ご飯
お味噌汁 です。
美味しく頂きました!

出汁がしっかり効いているため
薄いと感じることもないし、
昼食や夕食にはひと手間ふた手間かけた
わりと凝った品も出てきます。
それでいてヘルシー!
これなら毎食食べたい♪
東大病院の管理栄養士さん調理師さん、
美味しゅうございました!

(続く)

2017年 1月1日

本年もよろしくお願い致します。

新しい年が
皆さまと皆さまの愛するペットにとって
良い一年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2016年 12月○日

東大病院で手術を受けました その2

手術にあたって術前検査をいっぱいしました。
血液、肺、心臓の検査。
脳のMRIも初めて撮りました。
念のため麻酔科も受診。

日ごろから人間ドックで
定期的に健康チェックをしてはいましたが
今回はもっと細かい検査もあったので
いろいろと楽しく、興味深かった。

そしてその結果わかったことは
ワタクシって至極健康だと云うことでした!

もちろん外傷の後遺症がある部位は
手術を受けるくらいなので
その時点では傷病なのですが、
それ以外の全身状態に関しては
自分でも驚くほど問題がないのでした!

健康に産み育ててくれた両親に
改めて感謝。

スイーツが大好きで
甘い物ばかり食べているのに
血糖もヘモグロビンA1cも問題なし。
コレステロールも問題なし。

特に興味深かったのは初めて受けた
脳のMRI検査です。
自分の脳ってこんななんだぁと
まじまじ見てしまいます。
(見てもよくわからないのですが。)
あと、頭の形がよーくわかります。
自分では絶壁だと思っていたけれど
そうでもなかった(笑)。
むしろ右側頭部が
ちょっとへこんでました(笑)。

血液検査では抗カルジオリピン抗体IgG
(リウマチ)
血清補体価
(膠原病)
フィブリノゲン分解産物
プロトロンビンの秒、活性、INR単位
(血液凝固系)など
やはり初めて受ける検査もあり
自分では知らなかった自分自身のことが
良く判って楽しかったです。

続く

2016年 11月○日

東大病院で手術を受けました
このたびワタクシ、東大病院に入院し
手術を受け、無事生還しました!

長引く内臓疾患ではありませんので
どうぞご心配はご無用です。

外傷の後遺症を治すべく、
時期を見計らっての手術と入院でした。

外傷の原因は…

スキーで滑っていた時に
スノボで転んだ人にぶつかられて
巻き添えで転倒してしまいました。
もらい事故です。
その時はぶつけた痛みだけだと思ったのですが
どうも筋肉を痛めてしまっていたようで、
後になってその周囲が
ひどく痛むようになってしまったのです。

心配した院長先生の勧めで、
X線とMRI検査を受けました。

その結果、筋肉そのものが索状化している
(=筋肉としての機能を果たしていない)との事でした。
特に寒い日や、夏でも冷房が効いた場所にいるときに
周囲がこわばって非常に痛むのです。

対症療法(ブロック注射など)も試みましたが
寒くなってきたら痛みが戻ってきてしまったので
一生この痛みが続くのはゴメンだわーと、
思い切って手術を受けることにしました。

この話、長くなりそうなので、分けます(^^)/

病室からはスカイツリーがきれいに見えました。